六層連動操法 質疑応答
DVD購入者の皆様から全国2,500件以上寄せられたご質問の中から、特に多かった質問TOP5に沖倉先生が回答しました。
Q1人工関節の方にもできますか?
多裂筋テクニック・仙腸関節テクニックのどちらも施術可能です。ただし人工関節の方は体幹〜下肢にかけて緊張しやすく、特に膝関節の緊張が抜けず施術しづらい場合があります。膝を曲げるよう伝えながら行い、下肢を不安定にさせないことが重要なポイントです。また痛みに敏感な方が多いため、痛みの伴わない力・範囲で行ってください。
Q2禁忌症はありますか?
炎症症状は基本的に禁忌です。また、重篤な脊椎疾患の合併を疑う「Red flag sign」(20歳未満または55歳以上、1ヶ月以上続く夜間痛・安静時痛、発熱・細菌感染、馬尾神経圧迫症状、癌の既往、体重減少、脊椎の叩打痛、外傷の既往、ステロイドの使用など)に該当する場合は、必ず医師の診察と画像検査を受けるよう促してください。
Q3筋膜の緊張が感じられない時は、どんな原因が考えられますか?
原因は2つ考えられます。1つ目はセッティングの方法——角度や屈曲していく方向など、DVD内で紹介しているポイントをもう一度見直してみてください。2つ目は筋膜の緊張が少ない患者様の場合です。関節が柔らかいタイプの方や、炎症症状が残存している部位では緊張を感じにくく、その場合は疼痛も変化しないため適応外となります。
Q4リウマチが原因で筋拘縮を起こした患者さんにも有効ですか?
悪性関節リウマチは炎症性関節疾患のため、炎症症状がある場合は基本的に禁忌です。炎症が沈静化している場合でも、ステロイドを長年使用され骨がもろく、疼痛に敏感な方が多いため、理論編で説明した降伏点付近で手技を行ってください。施術直後に疼痛が改善しないようであれば適応外としてください。
Q5触れただけでも痛いレベルの患者さんに施術する時の注意点は?
触れるだけで痛い患者様は、疼痛閾値が全身で下がっている(痛みを感じやすくなっている)ケースが多く、脳の問題が絡んでいることもあります。一度痛みが緩和すれば閾値は上がる傾向があるため、降伏点付近で弱い力で実施し、直後に疼痛の改善がなければ適応外としてください。