CASE 11 長年の腰痛・筋肉断裂
もう生きるのもツラい…

「もう生きるのも辛い」激痛で眠れない日々。

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痛みで横になれず、椅子に座って夜を明かす方が登場

沖倉先生

こんにちは、沖倉です。お会いした感じでも、かなりお辛そうですね。ひどい腰痛で横になって眠れず、椅子で生活されているとうかがいました。

患者さん

はい。体が痛すぎて、夜は22時、2時、4時と3回もお風呂に入って、筋肉を緩めないと眠れないんです。

エプソムソルトを入れた湯船に夜中に何度も入り、少し筋肉がやわらいだところでようやく眠りにつく。それでも眠れるのは2〜4時間ほど。腰痛が強すぎてベッドに横になれず、椅子に座ったまま夜を明かす生活が続いていました。「痛みで気が狂いそうになる」「朝までベッドでゆっくり寝てみたい、普通に歩きたい」——それが、いちばんの願いでした。

症状/困っている場面

患者さん

立っているのも歩くのも30秒から1分が限界です。買い物は車椅子を押してもらわないと行けません。ここに来るのも、東京駅から歩けなくてタクシーを使いました。

2〜3日に1回はぎっくり腰を繰り返し、電気のような痛みが腰に走って動けなくなる。車に乗るだけ、あくびをしただけ、上を向いて口を開けただけでも腰が「ギクッ」となってしまう。痛みが強すぎて常に吐き気があり、肩も上がらない。両ももの前側も痛む。階段は腕の力で手すりを引っ張り上げるようにしないと登れませんでした。

沖倉先生

くしゃみやあくびで腰にくるのは、本当に気が抜けないですよね。「生きているのが辛い」というのは、その通りだと思います。

ここまでの経過——治りたくて受けた施術で悪化

5〜6年前から腰痛と坐骨神経痛が悪化。整体院で骨盤矯正を受けたところ、かえって悪くなりました。今年3月に右足を痛め、4月にはさらに腰痛が強まります。そして4月21日、地元で有名な整体院で施術を受けたところ、全身の多くの筋肉を痛めて内出血と腫れが起こり、2週間の寝たきりに。その後も6〜7月ごろまで椅子の上で眠る日々が続きました。

患者さん

治りたい一心で行ったのに、帰ってから悪化して。家族には「なんで行ったんだ」と怒られました。

沖倉先生

治りたくて、お金もかけて行ったのに、悪くされたら怒りが湧きますよね。そのうえ責められたら、なおさら辛い。

動作検査

歩き方を見せてもらうと、何かにつかまり、腰をかばうようにして一歩ずつ運ぶ状態。屋内も屋外も同じで、足に力を入れると痛みが走るため踏ん張れません。腕を上げてもらうと途中で止まり、肩の可動域が大きく制限されていました。

沖倉先生

首にすごい硬さがありますね。手術をされたと言っていましたか?

患者さん

はい、甲状腺を摘出する手術をしました。首にその跡があります。

痛む腰だけでなく、"首・喉・お腹の深部"に着目

沖倉先生

腕がここで止まるのは、肩そのものより首から喉にかけての制限が強いからです。手術をした首の奥のかたさが、そこから続いているように感じます。

患者さん

首やお腹が腰や腕とつながっているなんて、考えたこともありませんでした。

沖倉先生の見立てでは、硬さの出発点は喉元。そこから鎖骨まわりの外側、腕の内側のライン、背中、そして腰の前側にある大腰筋(腸腰筋)まで、体の深部で一本につながっていました。この大腰筋の張りこそが、腰椎を不安定にして頻繁なぎっくり腰を誘発し、脇腹を押さえると腰が痛む原因にもなっていたのです。過去の強い施術で全身が傷んでいたため、腰を強く押すことはせず、離れた場所の癒着をやさしく剥がしていく方針をとりました。

施術——首・喉から腰の深部へ

まず喉から首の制限をゆるめていきます。すると、途中まで施術したところで腕の動きに変化が現れました。

沖倉先生

来ましたね。可動制限がなくなりましたよ。自分で腕を上げてみてください。

患者さん

あっ……上がる。ずっと上がらないものだと思っていました。

沖倉先生

では一度、ゆっくり起きてみましょう。腰に力が入っても痛みは出ますか。

患者さん

あれ、大丈夫です。いつもここが痛いのに……押さえなくても平気です。

施術後の変化

腰を手で押さえないと不安定だった歩行が、支えなしで普通に歩けるように。胸も開き、止まっていた腕は上まで上がるようになりました。最後に階段を試します。

患者さん

先生、ももの痛みがない。いつもここに必ず痛みがあったのに。

患者さん

階段も……支えは必要ですけど、登れます。全然痛くないかもしれない。ここの痛みが全くない。良くなるものなんですね。

沖倉先生

きちんとお帰りになれそうですね。今日はゆっくり眠れると思いますよ。

動画で交わされた詳しいやり取り

沖倉先生

横になって眠れないというのは、いつからですか。

患者さん

腰痛がひどくて、ベッドに横になれないんです。椅子に座ったまま眠っています。

沖倉先生

夜中に3回もお風呂に入るのは、温めて筋肉を緩めるためですね。

患者さん

はい。エプソムソルトを入れて、3回入るとやっと少し柔らかくなって眠れます。それでも2時間、4時間くらいです。

沖倉先生

立ったり歩いたりは、どのくらいもちますか。

患者さん

30秒から1分が限界です。階段は腕で手すりを引っ張らないと登れないので、正直もう無理でした。

沖倉先生

ぎっくり腰も繰り返していると。

患者さん

2〜3日に1回です。車に乗るだけ、あくびをしただけでもギクッとなって。自分でもびっくりしてしまって。

沖倉先生

悪化のきっかけになった施術は、どんな内容でしたか。

患者さん

強揉み、強押しでした。首やお腹、ももなど触ったところがあちこち内出血して腫れて、その日の夜から動けなくなりました。

沖倉先生

腕の制限は肩ではなく、喉から首の奥のかたさから来ています。手術をされた首元が出発点ですね。そこが鎖骨の外側から腕、背中、そして腰の前の大腰筋までつながっていました。

患者さん

足の外側が痛くてしびれっぽかったのも、そこからなんですか。

沖倉先生

はい、外側のラインで一致していました。腰の前側の大腰筋が張って、ぎっくり腰を誘発していたんです。そこをきれいに取っておきました。股関節も柔らかくなって、筋肉に力も入るようになっていますよ。

患者さん

整体だと痛みがあったのに、今日は全然痛くなくて。だんだん体が柔らかくなるのが実感できました。歩く時に一番痛かった腰も、力を入れると痛かったももも、全くなくなりました。肩もすごく上がります。

沖倉先生

今夜も続けてエプソムソルトのお風呂で温めながら、ゆっくり休んでください。

患者さん

ありがとうございます。本当に、今年の運を使いました。嬉しかったです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

長年の腰痛・筋肉断裂という悩みを抱えた方の症例です。もう生きるのもツラい…という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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