CASE 18 30年の腰痛・膝痛
5分立つのもつらく、階段を一段ずつ降りていた方

30年続く腰痛と膝・股関節痛——階段動作が変わるまで

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30年続く腰痛と膝痛で、5分も立てない女性が登場

沖倉先生

今回、一番困っている症状は腰ですか?

患者さん

腰痛はもう20〜30年。右膝は5年前から痛くて、少し歩くと股関節まで痛くなります。

家の横の畑でキュウリを採るだけでも、5〜10分で座り込む状態。家族と出かけても歩き続けられず、途中でタクシーを呼ぶことがありました。右肩には腱板断裂もあり、注射の効果は1週間ほどしか続かなかったそうです。

症状① 階段を普通に降りられない

患者さん

手すりを持って一段ずつ降ります。膝が横へ曲がるような、ガクッと抜けるような怖さがあります。

しゃがみ込み、体幹回旋、前後屈、腕上げを確認すると、胸椎と股関節の動きが小さく、右腕もほとんど上がりませんでした。

膝だけでなく、胃と背中の硬さを確認

沖倉先生

胸椎11〜12番付近と胃の周辺がとても硬い。ここから膝の内側や肩まで影響していると考えます。

患者さん

胃から膝に来るなんて初めて聞きました。膝や腰が痛くても、普通はお腹を触りませんよね。

施術の途中で立ってみると…

まず片側の胃・胸郭から脚へつながる硬さを施術し、途中で一度立って確認します。

患者さん

身体が全然楽です。膝も今は痛くない。スキップもできそう!

沖倉先生

危ないから、いきなり跳ばないでください(笑)。食事も含め、胃に負担をかけないことが大切です。

肩の動きと階段も変化

施術前は途中で止まっていた右腕が上がり、しゃがみ込みも深くなりました。最後に階段を試すと、手すりに強く頼らず、一段ずつ足を運べるように。

患者さん

いけた、いけた! 一段ずついける。うれしい。以前とは全然違います。

沖倉先生

膝だけでなく、胃・背中・股関節・肩が連動していました。動きが戻っても、無理をせず経過を見てください。

動画で交わされた詳しい問診

沖倉先生

腰の痛みで、今いちばん困っているのはどんな場面ですか?

患者さん

外で草引きをしても5分と続きません。家の横の畑へキュウリを取りに行くだけで、戻ると座り込んでしまいます。

沖倉先生

歩いている途中では、最初から股関節まで痛みますか?

患者さん

初めは膝です。しばらく歩くと股関節まで痛くなり、そこまで来るともう動けません。

沖倉先生

ご家族と出かける時も、歩く距離を先に考えてしまいますね。

患者さん

娘たちと出かけても、私は歩けないから途中でタクシーです。駅の階段では、後ろの人を待たせるのが恥ずかしくて。

沖倉先生

右肩はどのような治療を受けてきましたか?

患者さん

ペインクリニックで炎症止めや注射を受けました。効いているのは1週間か10日ほどで、また戻ります。

沖倉先生

では、痛い場所だけでなく、全身の動きから負担の出発点を探しましょう。

動作検査と施術中のやり取り

沖倉先生

まず、手を使わずにしゃがめるところまでしゃがんでみてください。

患者さん

えっ、みんなこれができるんですか? 私はここまでで、もう無理です。

沖倉先生

体を左右へ回す動きも45度ほどで止まります。右腕も、背中が突っ張ってほとんど上がっていません。

患者さん

自分では肩だけが悪いと思っていました。背中がこんなに動いていないんですね。

沖倉先生

胸椎の11番、12番と胃の周囲がかなり硬いです。ここが前から体を引き、腰と膝の内側へ負担をかけています。

患者さん

胃のあたりは最近ずっとモヤモヤしていました。でも、膝とつながるとは考えたこともありません。

沖倉先生

片側だけ施術しました。一度起きて、立った感じと膝を確認しましょう。

患者さん

身体が全然楽です。膝も痛くありません。思わず跳びたくなるくらい軽いです。

沖倉先生

急に跳ぶのは危ないのでやめましょう(笑)。変化した状態を落ち着いて体になじませます。

施術後の再検査と生活への助言

患者さん

さっき止まっていた腕が上まで上がります。肩には触っていないのに、不思議です。

沖倉先生

胃と胸郭から肩へ続く引っ張りが減ったためです。次は脚上げとしゃがみ込みを見ましょう。

患者さん

脚も上がるし、胸が膝に近づきます。しゃがむのもさっきよりずっと深いです。

沖倉先生

最後に階段です。怖ければ手すりへ手を添えたままで構いません。

患者さん

手すりを強く持たなくても、一段ずつ降りられます。うれしい。さっきとは全然違います。

沖倉先生

胃への負担が増えると、また膝や肩、腰へ影響する可能性があります。揚げ物などは少し控えてください。

患者さん

運動だけでなく、食事の方が大切なんですね。病院でも食事を見直すように言われたのを思い出しました。

沖倉先生

体操をしても、毎日の負担が上回ると戻りやすくなります。無理のない範囲で両方を整えましょう。

患者さん

家族にはまた行くのと言われましたが、今度は違うと胸を張って話せます。本当に来てよかったです。

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