CASE 07 吐くほどの頭痛
2時間も眠れない…

2時間も眠れない。吐くほどの頭痛を癒着剥がし

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首こり・背中の痛みで眠れず、吐くほどの頭痛に悩む女性が登場

沖倉先生

今日はどのような症状でお越しになったのか、詳しくお聞きしてもよろしいですか。

患者さん

首のこりや頭痛が頻繁に起きて、夜寝るときに背中が痛いんです。夜中に何度も目が覚めてしまって、ちゃんとした睡眠がとれず困っています。

痛みがひどいときは、2時間おきぐらいに目が覚めてしまう。背骨の脇が「剥がしてほしい」「こじ開けてほしい」と思うほど、くっついて固まった感じがあるといいます。既往には子宮筋腫の摘出手術が2回(10年前と5年前)、外反母趾(サポーターを常用)、そして左の顔面の痙攣。訴えはほとんど体の左側に集まっていました。

症状/困っている場面

患者さん

背骨の脇がもう本当に、剥がしてほしいくらい痛くて。何かがくっついて固まっている感じがひどいんです。ドーンという重たさで、ずっと体がリラックスできず、ピンと張ったままです。

頭痛が始まると、早めに薬を飲まないと3日ほど寝込んでしまう。吐き戻し、頭がガンガンして、ちょっとした音や光もつらく、吐き気が止まらなくなる。疲れがたまったときや、寒暖差のあるときに起こりやすく、「普段からギリギリのところで動いている」ような状態でした。左の股関節の前側、胃のあたりの不調、外反母趾の痛みも重なっていました。

動作検査

沖倉先生

足の外反母趾を見せていただけますか。ご自分の指で、こちら側に動かしてみてください。痛みはありますか。

患者さん

はい、そこが少し痛いです。サポーターをしていないと、ちょっときついんです。

沖倉先生

腕も上げてみてください。……これ以上もう上がらないですね。ここで固まっています。それと、足に触れて引いてみると、どこが悪いのかが分かるんです。真ん中でストップがかかりますね。

患者さん

本当だ、そこで引っかかって、それ以上いかないです。

腕はほとんど上がらず、足を引いて確認すると、真ん中よりやや左にずれた縦のラインで動きが止まっていました。痛む場所そのものではなく、その手前で全身の動きを妨げている一点がありました。

痛む背中ではなく、体の“内側のライン”に着目

沖倉先生

症状がすべて左側に現れています。頭痛、顔面の痙攣、胃の不調、股関節の前側、そして外反母趾。胃のこちら側と背中は、同じ筋膜で前後に引っ張り合っていると思うんです。

患者さん

胃のあたりは検査もしましたが、そこは問題ないと言われました。でも、背中とつながっているなんて考えたこともありません。

沖倉先生

体の内側を縦に走る、ディープフロントラインという深いつながりです。前側にも、スーパーフィシャルフロントラインという線がある。内ももの内転筋や、腸腰筋といった深い筋肉がとても硬く、そこが縮んで全体を引っ張っています。実は、子宮筋腫の手術をされた方は外反母趾になる方がとても多いんですよ。内側の炎症などに引っ張られて、足の親指が変形してくることがあるんです。

患者さん

そうなんですね。全部つながっているんですね。

施術——お腹・背中の内側から、足・首へ

主に狙ったのは左側。背中と、前側の胃の部分にとても強い硬さがありました。そこから体の内側の深い筋肉——腸腰筋や内転筋——がこの部分を縮め、足の親指まで、そして首の前や奥へとつながっていました。施術の途中で、先ほど止まっていた縦のラインの一点をゆるめていきます。

沖倉先生

ここが引っかかって動けなかったところです。取れましたよ。ほら、だいぶ上がりやすくなったでしょう。

患者さん

本当だ、腰がすごく楽になってきました。引っかかっている感じが全然ないです。骨盤の中の、揉めなかったようなところが楽になっています。

沖倉先生

外から押せない、骨の内側が固まっていたんです。そこがゆるむと、全部の力がふわっと抜けます。

患者さん

こんなに力が抜けたことないです。当たり前に力が入っているのが日常だったので、力が抜けるってすごいですね。

施術後の変化

硬いものが抜けたあと、手のひらは色が変わるほど。ずっと張り付いていたものが取れて、体は軽く、風通しがよくなったようでした。

患者さん

軽くて涼しいです。あちこちがベトッとついていたのがなくなって。違和感も張りもないです。背中もあんなに張っていたのに、全然ないです。痛くないです。

沖倉先生

最初に言ったとおり、左側の背中と胃の前側に強い硬さがありました。そこがディープフロントラインでつながって、内側の筋肉が縮んでいた。子宮筋腫と外反母趾の影響も強くて、そこから首の方まで大きくつながっていましたね。

患者さん

すっごく軽くなりました。

動画で交わされた詳しいやり取り

沖倉先生

夜、寝るときに背中が痛いとのことですが、どれくらいの間隔で目が覚めますか。

患者さん

ひどいときは2時間おきぐらいです。背骨の脇が、剥がしてほしいくらい痛くて。くっついて固まっている感じがひどいんです。

沖倉先生

痛いのに、その緊張したまま寝続ける感じでしょうか。

患者さん

そうなんです。疲れが取れていないのか、ずっと体がリラックスできなくて、ピンと張っています。

沖倉先生

頭痛が起きるときは、どのあたりが痛みますか。

患者さん

全体的にガンガンなるんですけど、一番痛いのは前のほうです。早めに薬を飲まないと、3日ぐらい寝込んで、吐き戻して、音も光も全部ダメになってしまいます。

沖倉先生

その前側から来ている系列だと思います。目の引きつりや顔面の痙攣も、同じ前側と内側のつながりです。ご既往に、子宮筋腫の手術がありましたね。

患者さん

はい、10年前と5年前に2回です。股関節の前側も痛くて、外反母趾でサポーターもしています。

沖倉先生

その症状がすべて重なって、左側に出ています。子宮筋腫の手術のあとに外反母趾になる方はかなり多いんです。内側の炎症に引っ張られて、親指が変形してくる。胃のこちら側と背中も、同じ筋膜で引っ張り合っています。

患者さん

胃は検査で問題ないと言われたのに、背中とつながっているなんて。

沖倉先生

では内側のラインからいきましょう。足に触れて引くと、真ん中よりやや左でストップがかかります。ここが引っかかっている一点です。

患者さん

本当だ、そこで止まって、それ以上いかないです。

沖倉先生

取れましたよ。だいぶ上がりやすくなったでしょう。

患者さん

腰がすごく楽です。骨盤の中の筋肉がゆるんだ感じで、こっちの手まで軽くなりました。

沖倉先生

外から押せない、骨の内側の硬さが解けたんです。過緊張がゆるんだ瞬間に、全身の力がふわっと抜けます。

患者さん

硬いものが抜けて、軽くて涼しいです。違和感も張りもなくて、背中の痛みもありません。こんなに力が抜けたのは初めてです。本当にすごいです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

吐くほどの頭痛という悩みを抱えた方の症例です。2時間も眠れない…という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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