CASE 41 脚の突っ張り・むくみ
椅子に50万円かけても治らなかった脚のむくみ

階段の下りが怖い脚の突っ張り——20年前の婦人科手術と腹膜の癒着を検査

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お尻から足の甲まで突っ張り、階段の下りは手すりがないと怖い——椅子に合計50万円かけた女性が登場

沖倉先生

お尻から太もも、ふくらはぎ、足首、足の甲にかけての突っ張り感とだるさ、ということで来られました。何かきっかけはありましたか?

患者さん

仕事で座ってパソコンを打つのが多くなってからです。整体や鍼、カイロプラクティックにも通ったんですが、やっぱり元に戻ってしまうことが多くて。

足のむくみがひどい時は、階段の上りはよくても下りが突っ張って怖く、手すりがないと降りられない。足の甲が上がらないので正座ができない。夜はむくみでジンジンして寝付きが悪い。「椅子が合わないのでは」と高い椅子を3〜4点試し、合計50万円ほどかけても解決には至りませんでした。

問診で出てきた、20年前の婦人科手術

患者さん

内臓は丈夫で病気はないです。婦人科系の手術は1回、子宮内膜症と卵巣嚢腫で、両方とも手術しました。20年前くらいです。

沖倉先生

おそらくそれなんです。正座ができない、足首の前側、足の甲のむくみ——突っ張っているのは全部「前側」ですよね。手術も前側からしている。腹膜の前側の部分からお腹とのつながりがあると考えます。後ろ側だったら腰ですが、意外なところです。

動作検査——しゃがめない、階段で力が抜ける

後ろへ体重をかけると足の甲や足首の筋がピーンと伸び切ってそれ以上曲がらず、怖い。体幹の回旋は45度ほどで脇腹から背骨のあたりが突っ張り、首は回っても腕がついてきません。手をつかずにしゃがむと途中で座り込めず、立ち上がれない。階段では「ここが痛くて、その後に力が抜ける」と話し、いつも手すりを使っているとのことでした。

沖倉先生

突っ張るのはここの前側の筋肉で、すごい硬さです。それが腹膜のこっち側の奥に来ている。外側よりも内側が完全にパンパンになっています。靴下の跡もすごいですよね。前側の張りが強くて、後ろはそんなにない。

施術——手術痕の奥にある癒着を抜く

脚を上げると付け根が詰まる位置が、卵巣の手術をした側と一致。本人に指3本で奥の硬いところを触ってもらったまま、癒着を抜いていきます。

沖倉先生

今もここに癒着があります。硬いところが奥にあるのが分かりますか。これを抜きますよ。……緩んでくるでしょう。平らになってきた。面白いでしょう。

患者さん

あれ、分かる。ふわっと……面白いですね。柔らかくなりました。全然違う。足がさっきと全然軽いです。

子宮内膜症・卵巣の手術でやられた腹膜が癒着し、そこから脚へ張れやむくみとして出ている——ガチガチだったお腹が、ふわふわに変わっていきます。左右差を本人に触り比べてもらうと「こっちはガチガチ、片方だけ生きていて片方が死んでいる感じ」。

施術後——しゃがめて、手すりなしで階段を降りる

患者さん

おお、全然違いますね。全然できます。こんなに改善するんですね。降りる時の痛み、全然ないです。

沖倉先生

さっきはここで転びかけていましたからね。20年前の手術、ドンピシャでした。前側から手術した癒着が原因で、結果として足の痛みや正座ができない症状が起こっていたということです。

動画で交わされた詳しい問診

沖倉先生

症状としては、お尻から太もも、ふくらはぎ、足首、足の甲にかけての突っ張り感とだるさがある、ということで来られました。何かきっかけはありましたか。

患者さん

やっぱり仕事で、座ってパソコンを打つのが多くなってからです。

沖倉先生

これまではどんなところへ行かれましたか。

患者さん

整体や鍼、カイロプラクティックに通ったんですけれども、やっぱり元に戻ってしまうことが多くて。どうしたらいいかと検索していたらこちらを見て、これはいいかもしれないと思って来ました。

沖倉先生

足のむくみがひどい時は、階段で困ることがあるそうですね。

患者さん

そうなんです。上りはいいんですけれども、下りが足が突っ張って怖いといいますか、手すりを使わないと降りるのが怖い状態になります。あと、まず正座ができないです。足の甲が上がらないので。寝る時も足のむくみがひどいとジンジンして寝付きが悪くなるのが悩みです。

沖倉先生

なるほど。

患者さん

実は、椅子が合わないんじゃないかと思って、ちょっと高い椅子を3点か4点くらい試して、合計50万くらいかけながらいい椅子を試したんです。どれも合わないのか私の体が悪いのか分からないですけど、結局椅子を変えても解決に至らずでした。

沖倉先生

内臓の方は、特に病気などはないですか。

患者さん

丈夫なままです。ただ、婦人科系の手術は1回しています。子宮内膜症と卵巣嚢腫で、両方とも手術しました。

沖倉先生

それは何年前くらいですか。

患者さん

もう20年前くらいです。

沖倉先生

おそらくそれなんです。足の前側と言っていましたよね。正座ができないのは足首の前側、むくみは足の甲、突っ張っているのも前側。手術も前側からしている。だから横隔膜より下の腹膜の前側の部分、お腹の方との関連性が高いんです。後ろ側だったら腰ですが。

患者さん

ああ、そうですか。意外なところで。

動作検査と施術中のやり取り

沖倉先生

後ろに体重をかけてみてください。どこが張りますか。

患者さん

怖いです。足の甲とか足首のあたりの筋がピーンと張って、もう伸び切っていて、これ以上曲がらないです。

沖倉先生

次は回旋です。右へ回して、痛みやしびれがどこにあるか教えてください。

患者さん

全然いかないみたいですけど、脇腹から背骨のあたりがちょっと突っ張っている感じです。

沖倉先生

45度いけば十分です。逆回旋もお願いします。首は向きますが、首に対して腕がついてきませんね。では手をつかずにしゃがんでみましょう。

患者さん

あ……できない。ちゃんと座れないです。

沖倉先生

辛そうですね。階段は、降りる時は手すりがないと降りられませんか。

患者さん

痛くて転げそうで心配なので、いつも手すりを使っています。ここが痛くて、その後に力が抜ける感じというか。

沖倉先生

完全にここです。間違いないです。突っ張るのはここの筋肉で、すごい硬さです。それが腹膜のこっち側の奥に来ているんですよ。外側よりも内側が完全にパンパンになっています。足のむくみ具合をご自身で触って、感触を覚えておいてもらえますか。

患者さん

はい。いつも靴下の跡がすごいついていて、前はいつもぶにょぶにょしているんです。

沖倉先生

前側の張りが強くて、後ろはそんなにないですよね。そこがこっちから来ています。では施術を開始します。脚を上に上げると詰まるのは、こっちからですね。卵巣嚢腫の手術をしたのはこちら側ですよね。今もここに癒着があります。硬いところが奥にあるのが分かりますか。指3本くらいで触っていてください。

患者さん

そこら辺、あります、ありますね。

沖倉先生

触っていてくださいね。これを抜きますよ。硬いでしょう。そのまま待っていてください、さらに抜いていきます。緩んでくるでしょう。

患者さん

あれ……分かる。ああ、平らになってきている。

沖倉先生

面白いでしょう。それが結構原因になっているんです。ほら、さっき触った感触と比べてください。この中身で癒着して、子宮内膜症と卵巣の手術をしたここの腹膜がやられている。癒着をしてそこから脚へ張れやむくみとして来ているんです。

患者さん

ふわっと……面白いですね。ああ、柔らかくなりました。

沖倉先生

ほらほら、ガチガチだったのにふわふわになってきたでしょう。ターゲットを変えます。これです、今届きました。

患者さん

ああ、すごい分かります。なんか腸も動いているようです。柔らかくなりました、全然違う。足がさっきと全然軽いです。

沖倉先生

左右差があると思うので、わざと片側だけやってみました。触って比べてみてください。

患者さん

片っぽだけ生きていて、片方が死んでいる感じですね。このあたりが全然違います。こっちはガチガチです。ふとももも……ひどい、ひどい。この中が、本当にまさにその場所です。もしこの腹膜が原因だと分からなかったら、永遠にこの悩みと一緒に生きていかなければいけなかったので、本当によかったと思います。うわ、めっちゃ硬いです。この中の前が、これが普通だと思っていました。

沖倉先生

だいぶ変わってきたでしょう。柔らかいですね、抜けてきました。いいですね、ふわふわになりました。

患者さん

本当にふわふわになりました。ガッチガチが本来のお腹だと思っていたんですけど、違うんですね。

施術後の再検査

沖倉先生

では立ってみましょう。どうですか。

患者さん

軽い。楽です、楽です。

沖倉先生

さっきのしゃがみ込みをもう一度。

患者さん

おお、全然違いますね。すごい、全然できます。

沖倉先生

さっきはここで転んでいましたもんね。

患者さん

こんなに、こんなに改善するんですね。できてる、できてる。全く違う。あ、本当だ。

沖倉先生

階段も試しましょう。

患者さん

手すりなしで降りられます。降りる時の痛みが全然ないです。ない、ない、全然ない。

沖倉先生

回旋はどうですか。こちらへ回した時の背中の痛みは。

患者さん

もう変わりました。反対側も全然違います。痛みも全然ないです。今日はありがとうございました。

沖倉先生

他の施術を色々受けられてきて、六層連動操法を受けてみて違いはありましたか。

患者さん

まず1回でばっちり差が見えるところです。

沖倉先生

原因がお腹の方にあったことについては、どう思いますか。

患者さん

いや、もう全然意外でした。他の治療院でそこを指摘されたことは1回もないです。

沖倉先生

卵巣の手術が20年前でしたよね。おそらくそこだろうと思いましたが、ドンピシャでした。足の前側と関連していて、前側から手術して卵巣を手術しているので、そこから癒着が起こり、結果としてそこの痛みや正座ができない症状が起こっていた、ということです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

脚の突っ張り・むくみという悩みを抱えた方の症例です。椅子に50万円かけても治らなかった脚のむくみという生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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