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ADHESION Q&A

癒着Q&A
癒着とは何か・なぜできるのか・どんな痛みが出るのか

癒着(ゆちゃく)について検索される疑問に、質問ごとに短くお答えします。しくみを図解と文献つきで読みたい方は「癒着と痛みの考え方」をご覧ください。

癒着とは何か

癒着とは、本来は別々に動くはずの組織どうしが、くっついて滑らなくなった状態です。皮膚のすぐ下から骨膜まで、体の組織は幾重にも重なりながら、それぞれが滑ることで動いています。この層のあいだがくっつくと、動きが制限され、引っ張られた場所に痛みや硬さが出ます。

なぜできるのか

きっかけは「炎症」です。手術・骨折・捻挫・打撲のようなケガだけでなく、胃腸炎や婦人科の病気など内臓の炎症、くり返しの負担による小さな炎症も原因になります。炎症が起きると、体は修復のために組織を集めます。その修復の過程で、層と層がくっついたまま残るのが癒着です。

炎症が現在も続いている場合は、癒着が新しく作られ続けます。高温で調理した油(揚げもの・炒めもの・スナック菓子)、甘いもの、加工食品、アルコール、タバコは炎症のもとになり、膜が硬くなって痛みにつながります。

どんな痛みが出るのか

癒着そのものが痛むこともありますが、多いのは「癒着とは離れた場所」の痛みです。癒着した層は周りの組織を引っ張り、そのつながりに沿って硬さが広がるため、たとえばお腹の手術のあとに腰や股関節が痛む、足首の捻挫のあとに反対側の腰が痛む、ということが起こります。

特徴は「揉んでも戻る」ことです。痛む場所を揉んで一時的に楽になっても、原因の癒着が残っているので同じ痛みが続きます。

取れた癒着は戻るのか

施術で剥がれた癒着は、元には戻りません。ただし長年積み重なった癒着は層が深く範囲も広いため、1回の施術では取り切れないことが多くあります。そのため次回、残っている癒着を再チェックして続きを進めます。

一方で、炎症が続く生活(上に書いた食事や習慣)がそのままだと、別の場所に新しい癒着ができます。取れた癒着が戻るのではなく、新しくできる、という違いです。

よくある質問

癒着とは何ですか?

本来は別々に滑って動くはずの組織どうしが、くっついて滑らなくなった状態です。層のあいだがくっつくと動きが制限され、引っ張られた場所に痛みや硬さが出ます。

癒着はなぜできるのですか?

炎症のあとの修復で、組織が集まって層と層がくっついたまま残るためです。手術やケガだけでなく、胃腸炎などの内臓の炎症、くり返しの負担による小さな炎症もきっかけになります。

癒着があるとどんな痛みが出ますか?

癒着から離れた場所に痛みが出ることが多く、「揉んでも戻る」のが特徴です。お腹の手術のあとの腰痛、捻挫のあとの反対側の腰痛などが典型です。

取れた癒着は元に戻りますか?

戻りません。ただし長年の癒着は1回では取り切れないことが多いので、次回に残っている癒着を再チェックします。炎症が続く生活だと、別の場所に新しい癒着ができます。

癒着は自分で剥がせますか?

深い層の癒着を自分で剥がすことは難しく、施術者が動きの検査と手の感覚で見極めて剥がします。自宅では、炎症のもとになる食事を減らすことと、セルフケアで筋肉のかたさをゆるめることができます。

癒着を防ぐ食事はありますか?

高温で調理した油(揚げもの・炒めもの・スナック菓子)、甘いもの、加工食品を減らし、アルコールの頻度とタバコの本数を減らすことです。これらは炎症を引き起こし、膜が硬くなって痛みにつながります。

病院の治療と併用できますか?

できます。医師の診断・治療を必ず優先してください。炎症を起こしている部位、発熱を伴う痛み、外傷直後、がんの既往がある場合の痛みは、施術の前に医療機関で確認してください。

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