坐骨神経痛は去年の明け、お正月を少し過ぎたくらいからですね。腰は6、7年前からと書いてありますが。
腰はもう、年を取ってからずっと。痛くて歩けなかったんです。歩く時が一番つらい。
腰痛は本人も「いつからだか分からない」ほど長く、去年の年明けから脚に坐骨神経痛が出て歩けなくなりました。症状が悪化するにつれて声も震えるようになり、問診の間もずっと震え声。付き添いの息子さんがYouTubeで募集を見つけ、「ダメ元で応募してみたら、なんと受けていただけた。速攻で親父に電話しました」と、お二人で来られました。
立ち上がるとすぐに、ここから足がふらついているような感じで。痛いのはこっち(右)。膝から下はこの辺とここ、両方ともです。上はこっちのここがすごいつらい。
立って前屈をすると、お尻から脚にかけて痛みが出ます。さらに足首から先は浮腫でパンパンに腫れ上がり、靴下の跡が食い込むほど。靴も履けないくらいだったといいます。歩いてもらうと、杖を持っていないと落ち着かず、腰にも痛みが来ます。
わあ、すごいですね。パンパンに腫れ上がっている。今はしびれと痛みが両方ありますね。浮腫も減らすことができるので、それもやっていきましょうか。
ベッドに横になってもらい、まず右脚から。痛みの出る場所を「ここからここ」と確かめながら、ふくらはぎ、太ももの横、そして肋骨の脇へと順に抜いていきます。肋骨の硬さは「多分、腰から来ているもの」で、これも相当きついと先生。一気に全部抜くと良くないので、原因になっている筋肉から少しずつ抜いていくのだそうです。
感覚を共有したいので、足のここを触っていてください。このふくらんでいるのがしびれの原因、分かりますか。今、捉えています。抜きます。
あ、分かりました。すげえ、へこんだ。ビュンってなりました。全然軽いです。
右側を抜き終えると、パンパンだった足が「ぷよぷよ」に。息子さんも「右と左が全然違う」と驚きます。まだ半分しか終わっていないので、左はまだパンパンのまま。続いて左側も同じように抜いていき、固まっていた骨盤が「動いた」ところで、左の痛みもしびれも減ってきました。
そんなに痛みもないし、本当になんか楽。軽くなった。もうそれしかないです。
軽い、軽い。立つのも軽いです。歩いてもふらつきたくなる感じがない。今まで悩んでたのが嘘みたい。
起き上がって歩くと、来た時のふらつきが消えています。息子さんは「こんなに早くできるんだ」「本当に全然違う」。来院時は震え声であまり話せなかったのが、横隔膜が固まると声も出なくなるため、お腹側から緩めた影響で声が出やすくなった、と先生。「顔色も違う」との声も上がりました。
お酒がお好きとのことですが、そういうのが一番やばいんです。少し控えた方がいいかもしれません。
あ、無理だな(笑)。
坐骨神経痛は、去年の明けですね。お正月を少し過ぎたくらいから。腰は6、7年前からと書いてありますが。
腰はもう、年を取ってからずっとです。しびれたりしてからは、もうそりゃ。
ご本人もいつからだか分からないくらい長いんですね。一番つらいのはどういう時ですか。
もう痛くて歩けなかったんです。歩く時が一番つらい。
声も、今は震える声ですか。
だんだん悪くなったら声も。その前からだんだん、だんだん震えてきて、今も震えているんです。
今日は息子さんがYouTubeを見て、たまたま募集があったのでダメ元で応募してくださったんですね。
はい。ここしかないなと思って。ありがたいですね。今もちょっと痛いんですけど。
では立ってみましょう。どこが痛いか教えてください。
立ち上がるとすぐ、ここから足がふらついているような感じで。痛いのはこっちだけ。こっちもたまにですけど今は大丈夫です。膝から下はこの辺とここ、両方とも。上はこっちのここがすごくつらいんです。
お尻から足にかけての痛みですね。足の浮腫もすごい。靴も履けないくらいだったんですか。
履けないくらいだったんです。靴下もここに食い込んじゃって。
わあ、すごいですね。パンパンに腫れ上がっている。今はしびれと痛みが両方ありますね。浮腫も減らすことができるので、それもやっていきましょうか。
お願いします。歩くと腰に来ますね。ここがすごく痛い。杖を持っていないと、やっぱりちょっと落ち着かないんですよ。
では横になってください。痛い場所はこことここの辺ですね。ここからここ。
ここなんか特に痛いです。こっちもそうだけど、こっちのここだけ。
ここだけ最初に抜いちゃいます。すごい勢いで固まっていますね。あとは、ここの横も痛いですか。
痛いですよ。こっちは抜けたのがあります。そっちはそんなでもないです。
こっちも抜いてきます。これは肋骨のここ。多分、腰から来ているものですね。これも結構強いです。だいぶ変わってきましたよ。足の浮腫みが和らいできたのが分かりますか。しびれはどの辺に出ていますか。
やっぱりこの辺からこの辺。でも、少なくなってきています。右の方は軽いです、今。
右と左で全然違いますね。これね、一気に全部抜いちゃうと良くないんですよ。少しずつ、原因のある筋肉から抜いていくんです。捕まえました。引いていますね。これで親指側のしびれもだんだん抜けてくるはずです。
はい。
感覚を共有したいので、足のここを触っていてください。これがしびれのもと。ここがふくらんでいるのが分かりますか。今、そこを捉えています。抜きます。
あ、分かりました。うわ、すげえ。へこんだ。こんな感じで、ビュンってなりました。
そうです。軽くなってきていますよね。
全然軽いです。ビュンってなくなるもんなんですか。
ビュンってなくなるものなんです。足の浮腫がぷよぷよですね。ほら、こんだけ変わってきました。骨盤だけちょっと動かして。どんな感じですか。
いや、そんなに痛みもないし、本当になんか楽。軽くなった。もうそれしかない。軽くなったということだけです。
右足と左足で全然違いますよね。今日はまだ半分だけなので。こっちがふにふになんだけど、こっちはパンパン。同じようにこっちも抜いていきます。お酒、お好きですか。
大好きです。自分ではまだ平気です。
そういうのが一番やばいんですね。ちょっと控えた方がいいかもしれません。
あ、無理だな。
骨盤が全然動かずにここで固まっちゃっていて……動いた。こっちの痛みもしびれも減ってきましたね。
抜けたという瞬間は分からないけど、こうやっていると少しずつ柔らかいとか、軽くなったとか分かります。誰に習ったわけでもないのに、その感覚って何なんですかね。
元々、自分が病院勤務時代に、寝ている患者さんたち、認知症だったり喋れない方に対して、相手の意思が分からない中でどうやったら痛みをこっちで感じ取れるのかを研究したんです。体の中と会話している感じですね。
ちょっと起き上がってみてください。
あ、軽い、軽い。分かります。立つのも軽いです。
歩いても、ふらつきたくなる感じが今まではあったのが、どうですか。
ああ、すごい。いや、本当に全然違う。今まで悩んでたのが嘘みたい。
柔らかくなったでしょう。全然違うでしょう。
全然違いますね。こっちも全然違います。
ここに来た時はまだ震え声で、そんなに喋れなかったんです。横隔膜が固まっちゃうと声も出なくなっちゃうんですよ。それが結局、こちら側から緩めた影響で声が出やすくなった。
ああ、良かった。さっきまでと全然違う。軽い。
顔色も違いますね。良かったです。
坐骨神経痛・浮腫という悩みを抱えた方の症例です。声の震えまで消えた、杖の要らない一歩という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。
六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。
六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。
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