CASE 24 脊柱管狭窄症・坐骨痛
2年間続く両脚のしびれで、友人との外出も諦めていた方

寝たきり予備軍と告げられた脊柱管狭窄症——原因を喉の手術痕までたどる

▶ 施術動画をYouTubeで見る

2年続く坐骨の痛みで、友人とのランチも諦めた女性が登場

沖倉先生

今日いちばんつらいのは、どのあたりの痛みですか。

患者さん

お尻です。座っていても坐骨の骨がずっと痛くて、だんだん皮膚まで痛くなって、両脚がしびれてきます。立っているのもすごく辛いんです。

脊柱管狭窄症と診断され、強い痛みが出てから約2年。初期症状まで数えると5年以上になります。整形外科でリハビリを続け、理学療法士のもとに2年通いましたが、良くなるどころかどんどん悪くなっていったと言います。処方された強い痛み止めのリリカも効かず、YouTubeのコメント欄にも「いっぱいいっぱい」書き込んでいたそうです。

症状/困っている場面

患者さん

お尻の真ん中あたりがズーンと重たくなって、痛くて痛くて、グラグラする感じなんです。歩いていても、もう嫌だなって思ってしまって。

沖倉先生

お友達との外出も、控えてしまいますか。

患者さん

友達とランチに行っても、座っているだけで痛いから、話していてもつらくて。だんだん行きたくなくなっちゃったんです。

最初は膝が痛くて受診し、その後に膝と股関節、そして変形性股関節症と診断が重なっていきました。座ることも歩くこともつらく、外出のたびに手すりを探す毎日だったそうです。

動作検査

腰を前に出す動き、左右の回旋、前後屈を確認すると、いずれもお尻から脚にかけて痛みが走りました。続いて片脚を上げてもらうと、支えがないとゴロゴロと大きく揺れて上げられず、「怖い」と声が出ます。しゃがみ込みでは膝が痛み、立ち上がりも何かにつかまらないとできませんでした。

沖倉先生

近くにいますから、左足を上げてみましょう。

患者さん

ちょっと待ってください……ダメだわ、グラグラして。無理です、怖い。

沖倉先生

この揺れと痛み、覚えておいてくださいね。あとで見比べます。

痛む場所ではなく“喉の手術痕”に着目

沖倉先生

脚の内側、こちら側に硬さがありますね。外側はそれほどでもない。股関節の内側から来て、お腹の中を通って、喉の方までつながっています。

患者さん

お腹が張るみたいなこと、すごくあります。

沖倉先生

以前、喉の手術をされたと言っていましたよね。甲状腺の方の。その手術痕からの癒着が、首の奥からお腹、股関節の内側へと一本につながっています。だから、お尻の痛みは首から来ているんです。

患者さん

首からお尻ですか。痛い場所から遠すぎて、自分では結びつきませんでした。

沖倉先生は、坐骨神経そのものというより、背骨の外側を走る深い前面のライン(ディープフロントライン)の癒着に着目しました。股関節も、腸腰筋の付け根(小転子のあたり)がパンパンに張っており、そこが硬いことでお腹を通り、首・喉の手術痕へとつながっている。膝の奥の痛みも、そこにこびりついた筋膜(ファシア)の癒着が原因だと見立てます。

沖倉先生

この筋膜の塊が膝の奥にくっついているから、膝が痛い。それを離れた場所からたどって探せるのが、六層連動操法なんです。

施術——喉・お腹から股関節へ

喉の手術痕まわりの癒着から、お腹の中、股関節の内側、そして肋骨の背中側にこびりついた硬さへと、つながりをたどって緩めていきます。触れられた部分は「痛い」と声が出るほど硬く張っていましたが、少しずつ滑りが戻っていきました。

沖倉先生

ここの痛み、さっきより柔らいでいるの分かりますか。

患者さん

さっきよりはいいかな……はい、和らいでます。

施術後の変化

先ほどまったくできなかった片脚立ちが、揺れながらも自分で立てるように。しゃがみ込みも上がれるようになり、歩行も手すりなしで進めます。前屈も深くなり、身体全体が軽くなりました。同席していたご主人も、その変化に驚いていました。

沖倉先生

ちょっと片脚立ちをしてみましょう。

患者さん

あ、できました。少しはできますね。揺れてるけど……。

沖倉先生

さっきは怖くて、私につかまらないと全然できなかったですよね。すごい。

患者さん

歩けます。全然違う。痛くないし、楽です。手すりなしで行けます。

動画で交わされた詳しいやり取り

沖倉先生

強い痛みが出てから、どのくらい経ちますか。

患者さん

すごく痛いのは2年ぐらいです。でも、初期の症状みたいなものは5年以上前から出ていました。

沖倉先生

その間は、どんな治療を受けてきたんですか。

患者さん

整形外科に行って、理学療法士の先生とリハビリを2年ぐらい。でも、どんどん悪くなっちゃって。痛み止めのリリカも飲んでいますけど、効かないんです。

沖倉先生

かなり強いお薬ですけど、それでも効かないんですね。最初は膝から始まったんですか。

患者さん

はい。最初は膝で受診したんですけど、だんだん膝と股関節も悪くなって、変形性股関節症と診断されました。

沖倉先生

お尻の真ん中あたりが、重たく感じますか。

患者さん

そうなんです。ズーンと重たくて、痛くて、グラグラしちゃって。歩いていても、もう嫌だなって。

沖倉先生

脚の内側に硬さがありますね。股関節の内側からお腹に入って、喉の方まで来ています。お腹が張る感じ、ありませんか。

患者さん

あります、すごく。まさかそこがつながっているなんて。

沖倉先生

股関節自体も、腸腰筋の付け根がパンパンに張っています。触ると痛いでしょう。ここが硬くて、お腹を通って首、喉の手術痕へとつながっているんです。

患者さん

今触られたところ、すごく痛かったです。

沖倉先生

坐骨神経とは違うんですか、と気になりますよね。どちらかというと背骨ではなく、深い前面のラインの癒着です。首からの癒着がとても強い。それを今、取っています。

患者さん

首の症状が、お尻の痛みになるなんて。想像もしませんでした。

沖倉先生

膝の奥の痛い箇所も、そこにくっついた筋膜の塊が原因です。離れた場所とつながっているんですよ。もう一度、片脚立ちとしゃがみを見てみましょう。

患者さん

しゃがむのもできる、上がれます。歩くのも全然違う。前屈も柔らかくなって、体が軽いです。

沖倉先生

歩き方も、床にちゃんと足がついている感じになりましたね。無理をせず、少しずつ生活に戻していきましょう。

患者さん

2年間いろいろ通いましたけど、一度も軽くなったことがなかったので……今までどうしてたんだろうって思います。これなら、お友達とランチにも行けそうです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

脊柱管狭窄症・坐骨痛という悩みを抱えた方の症例です。2年間続く両脚のしびれで、友人との外出も諦めていた方という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症でお困りの方へ

同じ悩みの症例をまとめて読めるほか、お近くの認定治療院で施術を受けられます。

解説:坐骨神経痛の原因と治し方 → 解説:脊柱管狭窄症の痛みを和らげるには → 腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症の症例をまとめて見る → 近くの認定治療院を探す → 公式LINEで最新情報を受け取る →
症例一覧へ戻る →
← CASE 23 胃全摘後の癒着と脊柱管狭窄症——歩行の変化を検証 CASE 25 20年以上続く首・肩・背中の痛み——肝炎後の癒着をたどる →

この施術は、お近くでも受けられます。

六層連動操法のセミナーを修了した認定施術者が、全国の治療院で施術を行っています。

全国の認定治療院を探す →

施術動画は、公式YouTubeで。

重症患者の症例動画やセルフケアを配信中。チャンネル登録者約3万人。

公式YouTubeチャンネルへ → お問い合わせ