CASE 20 両脚の重さ・しびれ
2分立つだけで両脚が石のように重くなる高校教員

10年以上続く両脚の重さ——立位とダンス動作を取り戻す

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2分立つだけで両脚が石のように重くなる高校教員が登場

沖倉先生

生活で一番支障が出ているのは、どんな場面ですか?

患者さん

黙って気をつけの姿勢で立つ時です。仕事中の朝礼や式典で、2分ほど立つと両脚が石のように重くなって、だんだんしびれてきます。

以前はダンスを仕事にし、現在は高校の教員として勤務しているクライアントさん。立っている時間が長く、この症状は10年以上前から続いていました。かつてダンスでつま先立ちになると、床を踏んだ力が身体の上へスッと抜ける感覚があったといいますが、それも今は失われていました。

症状/困っている場面

患者さん

膝の周りやふくらはぎがぐーっと重くなって、そのうちしびれて立っていられなくなります。式典では休憩をはさまないと持ちません。

患者さん

昔はつま先で床を押すと、力が頭のほうへ抜ける感覚がありました。それが今は一切なくて。ちょっと贅沢な悩みですが、あの感覚をもう一度取り戻したいんです。

動作検査

立ってもらうと、数分で後ろ側からプルプルと脚が震え始めました。つま先へ体重をかけるとより早く症状が出現。腰椎5番のあたりで背骨が後ろから神経を圧迫している所見です。股関節を曲げると詰まり感があり、外側・内側とも引っかかって、骨盤がロックされたような感覚がありました。

沖倉先生

つま先に体重をかけると、症状が早く出ませんか?

患者さん

出ます。太ももの外側と腰がすぐ張ってきます。それに、股関節を曲げると、なぜか喉まで一緒に引っ張られるんです。

沖倉先生

腰の反りが強まるほど神経への圧が増して痛みが出やすくなります。仙腸関節が動かず、骨盤がロックされたようになっていますね。

痛む場所ではなく“背面のつながり”に着目

沖倉先生

硬いのは腰だけではありません。太ももの裏のハムストリングスから、その付け根の仙結節靭帯、背骨の深部の多裂筋まで、背面(バックライン)が一本に固まっています。この塊が腰や脚のしびれの原因にもなっています。

患者さん

自分でマッサージガンや筋膜リリースを、いいものを買って色々試したんです。奥がふわっと抜ける所もあったのですが、また戻ってしまって。

沖倉先生

マッサージガンは揉みほぐしと同じで一時的です。癒着を剥がす原理ではないので、深い多裂筋の癒着が残れば再発します。腰を直接揉んでも、あの深い層には届きません。

施術——足から背骨の深部へ

腰椎5番の張りはすでに取れましたが、多裂筋周辺の癒着が残っています。腰そのものを揉むのではなく、足からつなげて引くことで、背骨や骨の内側にへばりついた膜を滑走させ、長年の癒着を剥がしていきます。

患者さん

あっ、分かる…ごめんなさい、変な声が出ました(笑)。こんなふうに筋肉が柔らかくなるんですね。奥が取れていくのが分かります。

沖倉先生

足から引いて、背骨の内側の膜をずるっと滑らせています。腰を揉むのではなく、離れた足からつなげるからこそ深い多裂筋まで届きます。

施術後の変化

再び股関節を曲げると詰まり感が減り、可動域が広がりました。同じ条件で2分立っても脚が石のようにならず、左右に引っかかりなく楽に立てています。床を押した力が上半身へ抜ける、ダンスで失っていた感覚も戻ってきました。

患者さん

さっき止まっていた所まで、こんなに楽に曲がります。2分立っても全然いけます。左右どちらにも引っかからず、いいバランスで立てています。

患者さん

力がすっと足元に落ちて、床をリラックスして押せます。押した力が身体に乗ってつながる感覚が出てきました。

動画で交わされた詳しいやり取り

沖倉先生

生活で一番支障が出るのは、どんな場面ですか。

患者さん

気をつけの姿勢で黙って立つ時です。仕事の朝礼や式典で、2分ほど立つと両脚が石のように重くなります。

沖倉先生

重さは、どのあたりから始まりますか。

患者さん

膝の周りやふくらはぎがぐーっと重くなって、だんだんしびれて、立っていられなくなります。

沖倉先生

以前はダンスをお仕事にされていたそうですね。

患者さん

はい。今は高校の教員です。昔はつま先で床を押すと力が頭のほうへ抜ける感覚があったのに、今は一切なくなってしまって。長年の、少し贅沢な悩みなんです。

沖倉先生

では立ってみてください。数分で後ろ側からプルプル震えてきますね。つま先に体重をかけると、症状は早く出ませんか。

患者さん

出ます。太ももの外側と腰がすぐ張ってきます。

沖倉先生

腰椎5番のあたりで、背骨が後ろから神経を圧迫しています。腰の反りが強まるほど痛みが出やすい。股関節を曲げるとどうですか。

患者さん

詰まります。しかも、なぜか喉まで一緒に引っ張られます。

沖倉先生

仙腸関節が動かず、骨盤がロックされたようになっています。硬いのは腰だけではありません。太ももの裏のハムストリングスから、その付け根の仙結節靭帯、背骨の深部の多裂筋まで、背面が一本に固まっています。

患者さん

自分でマッサージガンや筋膜リリースを、いいものを買って色々試したんです。奥が抜ける所もあったのですが、また戻ってしまって。

沖倉先生

マッサージガンは揉みほぐしと同じで一時的です。癒着を剥がす原理ではないので、深い多裂筋の癒着が残れば再発します。腰を直接揉むのではなく、足からつなげて引いて、背骨の内側の膜を滑らせていきます。

患者さん

あっ…ごめんなさい、変な声が出ました(笑)。こんなに筋肉が柔らかくなるんですね。奥が取れていくのが分かります。

沖倉先生

もう一度、股関節を曲げてみましょう。

患者さん

さっき止まっていた所より、ずっと楽に曲がります。2分立っても脚が石になりません。左右に引っかかりもなく、いいバランスで立てています。

沖倉先生

床を押した感覚はどうですか。

患者さん

力がすっと足元に落ちて、床をリラックスして押せます。押した力が身体に乗ってつながる感覚が戻ってきました。

沖倉先生

動けるようになった直後ほど、急に使いすぎないことが大切です。少しずつ慣らしてください。

患者さん

つま先立ちでバランスを取ってターンする動きを、痛みを気にせず試してみたいです。この先どんな踊りになるのか、今から楽しみです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

両脚の重さ・しびれという悩みを抱えた方の症例です。2分立つだけで両脚が石のように重くなる高校教員という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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