CASE 35 側弯症・腰痛
15年以上の腰痛と体の傾きで、立つことにも不安があった女性

大きく曲がった側弯症——腹部・骨盤の手術歴から動きを見直す

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15年以上の腰痛と大きな側弯で、立つことにも不安があった女性が登場

沖倉先生

北海道から、わざわざお越しくださったんですね。今いちばんお辛いのはどこですか?

患者さん

15年以上、強い腰痛が続いています。だんだん進行して、今は激痛です。背中も大きく曲がってきて、立っているのもつらくて。

昔かかった整形外科では、担当医が「どうしてこんなことになったのか」と驚くほどで、大きな病院を紹介されました。ところがその病院でも「輸血も必要な大がかりな手術で、整形の中でも一番難しい部類。リスクが大きいのでやりたくない」と言われ、手術は受けられませんでした。腰痛ベルトが毎日手放せず、支えがないと立っていられないまま、北海道から来院されました。

症状・困っている場面

患者さん

背中の見た目がおかしいので、ぴったりしたTシャツは恥ずかしくて着られません。ダボっとした服ばかりです。

患者さん

朝起きて1時間くらいで、もうここが圧迫されてきて、立っているのがまず辛いんです。

背骨は左側へ大きく曲がり、体は斜め後ろへ引っ張られるように感じるといいます。腰痛ベルトが手放せず、何かに捕まっていないとまっすぐ立てない状態。坐骨神経の症状も出ていました。

動作検査

沖倉先生

お辞儀してみましょう。背中の丸みがよく出ますね。まっすぐ立つのは辛いですか?

患者さん

まっすぐは辛いです。ちょっと捕まっていないと、つらくて。

沖倉先生

右足に重心を乗せて、左を上げてみて。うーん、バランスが悪いですね。反対も…こっちは本当にバランスが悪い。

歩いてもらうと「左側全部が、どう歩いていいのか分からない」と訴えます。右足はほとんど力が入らず、だらんとして体と足がつながっていないような状態。足を上げようとしても上がらず、内臓が反対側へ持っていかれる感覚があるといいます。

痛む場所ではなく“お腹の奥”に着目

沖倉先生

背中のこの内側の筋肉が背骨を引っ張っています。覚えておいてください。そして、もう一つはこいつです——ちょっとお腹を触りますね。ちょうど帝王切開の位置です。

患者さん

お腹、ですか?

沖倉先生

お腹の奥に癒着があります。この癒着が背骨を大きく後ろへ出っ張らせていて、これが腰痛の大元です。

帝王切開を3回受けており、骨盤の中で癒着が起きている。最初の出産のあとに全く歩けなくなった時期があり、そこから体が変形していったのではないか——沖倉先生はそう見立てました。胃や腸が下へ、左下へ引っ張られ、背骨が左へ曲がっていったという連動です。

施術——お腹の癒着から背骨へ

沖倉先生

お腹の奥、ここを押さえていてもらえますか。今、引っかけたので行きますよ。

患者さん

あ…動いてます、動いてます。

沖倉先生

へこんできたでしょう。お腹の出っ張りが取れたの、分かりますか。

患者さん

分かります。お腹の中のことなんて、今まで言われたことがなくて。

まず片側の癒着を剥がし、途中で足の上げやすさや立ち姿勢を確認していきます。

施術後の変化

沖倉先生

自分で足を上げてみて。

患者さん

あ、全然違う。普通に上がります。大丈夫です、大丈夫です。

患者さん

さっきまで肋骨と骨盤がくっついているような感覚だったのが、今はその間に隙間ができています。手と足がバラバラだったのが、普通に振って歩ける感じです。

沖倉先生

右に体重を乗せてみて。ほら、安定したの分かりますよ。

患者さん

捕まっていなくても立っていられます。さっきとは全然違います。これなら、ちゃんと帰れます。

動画で交わされた詳しいやり取り

沖倉先生

北海道からとのことですが、腰の状態はいつ頃からですか?

患者さん

15年以上前からです。だんだん進行して、今は激痛になっています。

沖倉先生

病院ではどう言われましたか?

患者さん

昔かかった先生が驚いて、大きな病院を紹介してくれました。でもそこで「輸血も必要な大きな手術で、整形でも一番難しい。リスクが大きいからやりたくない」と言われて。

沖倉先生

それで、どうしていいか分からないまま来られたんですね。

患者さん

はい。背中がどんどん斜め後ろに引っ張られて、圧迫されるようで。朝起きて1時間もすると立っているのがつらくて、腰痛ベルトは毎日しています。支えがないと立っていられなくて。

沖倉先生

見た目のことも気になりますよね。

患者さん

Tシャツなんて恥ずかしくて着られません。ダボっとした服ばかりです。

沖倉先生

お辞儀してみましょう…背中の丸みがよく出ますね。右足重心で左を上げて…バランスが悪い。反対も…こちらは本当にバランスが悪いです。歩きながら、違和感のあるところを教えてください。

患者さん

左側全部が、どう歩いていいのか分からなくて。右足は力が入らなくて、だらんとして、体と足がつながっていないような感じなんです。

沖倉先生

内臓が反対側へ持っていかれている感じですね。背中のこの内側の筋肉が背骨を引っ張っています。そして——お腹を触りますね。ちょうど帝王切開の位置です。何回されましたか?

患者さん

3回です。最初の出産のあと、全く歩けなくなったことがあって。赤ちゃんの周りにミルクをいっぱい置いて、寝たまま過ごしていました。腰痛で、捕まっても歩けない感じで。

沖倉先生

そこですね。お腹の奥に癒着があって、これが背骨を大きく後ろへ出っ張らせています。腰痛の大元です。押さえていてください。今引っかけたので行きますよ。

患者さん

あ、動いてます…お腹の出っ張りがなくなってる。お腹の中のことなんて、今まで一度も言われたことがなくて。しかも痛いところをやらないのに、これだけ変わるなんて、すごくびっくりしています。

沖倉先生

3回の帝王切開で骨盤の中が癒着していたんです。そこから胃や大腰筋、腸が下へ、左下へ引っ張られて、背骨が左に曲がっていった。今日は手で修正したので、右に重心を乗せられるようになると、左右対称に歩けるようになって、さらに変わっていきますよ。

患者さん

座って動かすと電気が走るような感じがあったのが、今はいろいろ動かしても出ません。くっついていたものが取れた感じが、すごくあります。

沖倉先生

右足にしっかり力が入るようになったので、ふらつきもなくなって安定してきましたね。あとは動いていくうちに、だんだん良くなっていきますよ。

患者さん

体の中が原因だったなんて、今まで一度も言われたことがなくて。自分の体が変わっていくのが、明日からとても楽しみです。本当に来てよかったです。ありがとうございます。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

側弯症・腰痛という悩みを抱えた方の症例です。15年以上の腰痛と体の傾きで、立つことにも不安があった女性という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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