CASE 37 術後の腰痛
杖なしで歩けず、8年間痛みのない日がなかった

ヘルニア手術後8年つづく腰痛——骨盤に貼りついた腸骨筋を検査

▶ 施術動画をYouTubeで見る

ヘルニア手術から10年、8年間「痛みのない時間がない」お母さんが娘さんと登場

沖倉先生

腰が痛いということでお越しいただきました。手術が10年前で、そこからずっとという感じなんですね。

患者さん

介護の仕事をしていて、腰のヘルニアになって手術をしました。それが10年くらい前です。術後の方が痛みを強く感じるようになって。

我慢強い性格で「自分で動かなきゃ」と自転車に乗ったり運動したりしていたそうですが、痛みに耐えきれず家に引きこもるように。腰は少しずつ曲がり、この8年は何をしていても痛く、痛みで夜中に目が覚めて睡眠導入剤で眠る日々。外に出られるのは15分が限界で、杖がないと手で腰を押さえていないとつらい状態でした。

娘さんの思い——「1日でも痛みのない日を」

患者さん

この5年くらいで急激に悪化して、自転車にも乗れない、1人で買い物にも行けない。どこに行っても何をやってもダメで。私の中では最後の砦みたいな気持ちで来ました。1日でも2日でも痛みがない日を味わってもらえたら大成功、というくらいの気持ちです。

レントゲンの所見と、痛みの原因

沖倉先生

後ろから椎間板を摘出した手術ですね。椎間板がすごく薄くなっていて、仙骨と5番、5番と4番の間は極端に椎間板が無い状態です。おそらくそこから不調が始まっていて、側弯もだんだん進行しています。

痛む場所は腰の左側。股関節の外側と前側は悪くなく「状態はいい」と先生。問題は腰の奥でした。

沖倉先生

腸骨筋という筋肉が骨盤のへりにくっついていて、これが多分痛みの原因です。椎間板を摘出した後に背骨と背骨の間が狭くなって、そこから起こっている痛みで間違いなさそうです。筋肉の張りも作られているので、そこを抜いていきます。

「ここにあるんだよな。これ、どうしても取りたいんだよね」と先生が探り続け、やがて「あ、抜けた」。同じ場所を押さえてもらうと、さっきまで痛かった場所が痛くありません。

その場の変化——膝が伸び、目線が高くなる

沖倉先生

ちょっと足を動かしてみてください。膝が伸びていますよね。頭も上を向きましたね。

患者さん

痛みがない。本当にない。何もないよ。8年間、痛みが当たり前だったので。

腰も脚も痛みが消え、立ってみると立ち方がまるで違います。背筋がすっと伸び、目線が高くなりました。「10cmも縮んでしまったから戻さないと」と先生。最後に階段を試すと、一段ずつ降りられました。

患者さん

(娘さん)8年間痛みがないことがなかったので、本人が一番驚いていると思います。皮膚の動きがどんどん柔らかくなっていくのが分かって、起き上がる瞬間も、全ての行動が素早くなっていました。感謝しかないです。

動画で交わされた詳しい問診

沖倉先生

最初に始まった頃から教えていただけますか。

患者さん

介護の仕事をしていました。腰がヘルニアになって手術をしたのが10年くらい前で、術後の方が痛みを強くなって。我慢強いので自転車に乗ったり運動したりしていたんですけど、耐えきれなくなって家に引きこもるようになってしまって。

患者さん

そこから腰が曲がってきてしまって、常に痛みがない時がないんです。何をしていても痛くて、呼吸も荒くなって。この8年、ずっと痛みと向き合っている状態です。

沖倉先生

外に出られるのはどのくらいですか。

患者さん

限界で15分くらいです。痛みでよく起きてしまうので、今は睡眠導入剤をもらって少し眠れるようにしています。

患者さん

(娘さん)この5年くらいで急激に悪化して、気づいたら自転車にも乗れない、1人で買い物にも行けなくなっていて。何でもっと早く手を打ってあげられなかったんだろうという思いがすごくあります。苦しくて夜中に起きてしまう、痛みのない時間がないというのが一番かわいそうで。

沖倉先生

お母さんは昼間お1人なんですか。

患者さん

1人で外に出られないので、娘たちが「今日はお母さん、私が当番だからね」と交代で面倒を見てくれるんです。

動作検査と施術中のやり取り

沖倉先生

レントゲンを見ると、後ろから椎間板を摘出した手術ですね。椎間板がすごく薄くなっていて、仙骨と5番、5番と4番の間が極端に椎間板の無い状態です。側弯もすごく進行していますね。

患者さん

はい。腰の痛みは大体ここです。

沖倉先生

今、腰で痛いのは左側ですね。股関節の外側と前側は悪くないです。状態はいいですよ。ここが悪い。腸骨筋という筋肉が骨盤のへりにくっついていて、これが多分痛みの原因です。ちょっと抜いていきますね。

沖倉先生

椎間板を摘出した後に背骨と背骨の間が狭くなってしまって、そこから起こっている痛みというのは間違いなさそうです。筋肉の張りも作られているので、そこを抜いていきます。

沖倉先生

ここにあるんだよな。これ、どうしても取りたいんだよね。……あ、抜けた。今抜けました。同じところを押さえてもらって、どうですか。

患者さん

痛くなかった。痛くないです。全然。

沖倉先生

ちょっと足を動かしてみてください。膝を伸ばしているじゃないですか。頭も上を向きましたね。

施術後の再検査

沖倉先生

痛みはどうですか。

患者さん

痛みない。本当にない。何もないよ。

患者さん

腰も痛くない。全然。8年、痛みが当たり前だったので。

沖倉先生

痛いところがなくなったんですね。ちょっと立ってみましょう。

患者さん

立ち方が違う。すっと伸びるね。目線が高い。だいぶさっきと違う。

沖倉先生

ここが伸びますね。10cmも縮んでしまったから、戻さないと。階段も大丈夫そうですね。一段ずつ降りられています。足の痛みの方は今どうですか。

患者さん

痛みない。

患者さん

(娘さん)先生が一生懸命「ここだ、ここだ」と探ってやってくださって、どんどん良くなっていくのが分かりました。驚いているのと、感謝しかないです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

術後の腰痛という悩みを抱えた方の症例です。杖なしで歩けず、8年間痛みのない日がなかったという生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症でお困りの方へ

同じ悩みの症例をまとめて読めるほか、お近くの認定治療院で施術を受けられます。

解説:ヘルニアの治し方 → 解説:筋膜の癒着は嘘?本当? → 腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症の症例をまとめて見る → 近くの認定治療院を探す → 公式LINEで最新情報を受け取る →
症例一覧へ戻る →
← CASE 36 人差し指の感覚低下——首の深部と腕のつながりを検査 CASE 38 30年の腰痛と全身の突っ張り——小指側のバックラインと脚の筋肉を検査 →

この施術は、お近くでも受けられます。

六層連動操法のセミナーを修了した認定施術者が、全国の治療院で施術を行っています。

全国の認定治療院を探す →

施術動画は、公式YouTubeで。

重症患者の症例動画やセルフケアを配信中。チャンネル登録者1.3万人超。

公式YouTubeチャンネルへ → お問い合わせ