腰が痛いということでお越しいただきました。手術が10年前で、そこからずっとという感じなんですね。
介護の仕事をしていて、腰のヘルニアになって手術をしました。それが10年くらい前です。術後の方が痛みを強く感じるようになって。
我慢強い性格で「自分で動かなきゃ」と自転車に乗ったり運動したりしていたそうですが、痛みに耐えきれず家に引きこもるように。腰は少しずつ曲がり、この8年は何をしていても痛く、痛みで夜中に目が覚めて睡眠導入剤で眠る日々。外に出られるのは15分が限界で、杖がないと手で腰を押さえていないとつらい状態でした。
この5年くらいで急激に悪化して、自転車にも乗れない、1人で買い物にも行けない。どこに行っても何をやってもダメで。私の中では最後の砦みたいな気持ちで来ました。1日でも2日でも痛みがない日を味わってもらえたら大成功、というくらいの気持ちです。
後ろから椎間板を摘出した手術ですね。椎間板がすごく薄くなっていて、仙骨と5番、5番と4番の間は極端に椎間板が無い状態です。おそらくそこから不調が始まっていて、側弯もだんだん進行しています。
痛む場所は腰の左側。股関節の外側と前側は悪くなく「状態はいい」と先生。問題は腰の奥でした。
腸骨筋という筋肉が骨盤のへりにくっついていて、これが多分痛みの原因です。椎間板を摘出した後に背骨と背骨の間が狭くなって、そこから起こっている痛みで間違いなさそうです。筋肉の張りも作られているので、そこを抜いていきます。
「ここにあるんだよな。これ、どうしても取りたいんだよね」と先生が探り続け、やがて「あ、抜けた」。同じ場所を押さえてもらうと、さっきまで痛かった場所が痛くありません。
ちょっと足を動かしてみてください。膝が伸びていますよね。頭も上を向きましたね。
痛みがない。本当にない。何もないよ。8年間、痛みが当たり前だったので。
腰も脚も痛みが消え、立ってみると立ち方がまるで違います。背筋がすっと伸び、目線が高くなりました。「10cmも縮んでしまったから戻さないと」と先生。最後に階段を試すと、一段ずつ降りられました。
(娘さん)8年間痛みがないことがなかったので、本人が一番驚いていると思います。皮膚の動きがどんどん柔らかくなっていくのが分かって、起き上がる瞬間も、全ての行動が素早くなっていました。感謝しかないです。
最初に始まった頃から教えていただけますか。
介護の仕事をしていました。腰がヘルニアになって手術をしたのが10年くらい前で、術後の方が痛みを強くなって。我慢強いので自転車に乗ったり運動したりしていたんですけど、耐えきれなくなって家に引きこもるようになってしまって。
そこから腰が曲がってきてしまって、常に痛みがない時がないんです。何をしていても痛くて、呼吸も荒くなって。この8年、ずっと痛みと向き合っている状態です。
外に出られるのはどのくらいですか。
限界で15分くらいです。痛みでよく起きてしまうので、今は睡眠導入剤をもらって少し眠れるようにしています。
(娘さん)この5年くらいで急激に悪化して、気づいたら自転車にも乗れない、1人で買い物にも行けなくなっていて。何でもっと早く手を打ってあげられなかったんだろうという思いがすごくあります。苦しくて夜中に起きてしまう、痛みのない時間がないというのが一番かわいそうで。
お母さんは昼間お1人なんですか。
1人で外に出られないので、娘たちが「今日はお母さん、私が当番だからね」と交代で面倒を見てくれるんです。
レントゲンを見ると、後ろから椎間板を摘出した手術ですね。椎間板がすごく薄くなっていて、仙骨と5番、5番と4番の間が極端に椎間板の無い状態です。側弯もすごく進行していますね。
はい。腰の痛みは大体ここです。
今、腰で痛いのは左側ですね。股関節の外側と前側は悪くないです。状態はいいですよ。ここが悪い。腸骨筋という筋肉が骨盤のへりにくっついていて、これが多分痛みの原因です。ちょっと抜いていきますね。
椎間板を摘出した後に背骨と背骨の間が狭くなってしまって、そこから起こっている痛みというのは間違いなさそうです。筋肉の張りも作られているので、そこを抜いていきます。
ここにあるんだよな。これ、どうしても取りたいんだよね。……あ、抜けた。今抜けました。同じところを押さえてもらって、どうですか。
痛くなかった。痛くないです。全然。
ちょっと足を動かしてみてください。膝を伸ばしているじゃないですか。頭も上を向きましたね。
痛みはどうですか。
痛みない。本当にない。何もないよ。
腰も痛くない。全然。8年、痛みが当たり前だったので。
痛いところがなくなったんですね。ちょっと立ってみましょう。
立ち方が違う。すっと伸びるね。目線が高い。だいぶさっきと違う。
ここが伸びますね。10cmも縮んでしまったから、戻さないと。階段も大丈夫そうですね。一段ずつ降りられています。足の痛みの方は今どうですか。
痛みない。
(娘さん)先生が一生懸命「ここだ、ここだ」と探ってやってくださって、どんどん良くなっていくのが分かりました。驚いているのと、感謝しかないです。
術後の腰痛という悩みを抱えた方の症例です。杖なしで歩けず、8年間痛みのない日がなかったという生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。
六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。
六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。
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