CASE 38 慢性腰痛
年間65万円かけても抜けなかった左の突っ張り

30年の腰痛と全身の突っ張り——小指側のバックラインと脚の筋肉を検査

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競走馬の調教で腰を負傷し、30年間の痛みに年間65万円かけてきた男性が登場

沖倉先生

痛みが起こったきっかけを簡単に教えてください。

患者さん

30年くらい前、競走馬の調教をしていた頃から腰やお尻の痛みが始まりました。馬が暴れて、下からの突き上げで腰を負傷したのが一番ひどかったです。

痛みは左足の外側、足の裏の突っ張り、首の左後ろ、肩甲骨の間の張りと、ほぼ全身に及びます。負傷と同時に炎症が強く上がる病気が起き、腰に痙攣が出るように。起き上がった瞬間に後ろへ倒れるほどで、4〜5秒で行けるトイレまで40分かかることもあったそうです。整体など「体の悪い人が行くところ」は一通り回り、最高で年間65万円、通常でも年間10〜30万円。

動作検査——左側だけに出る痛み

後屈では左の肩甲骨の下から腰骨のあたりまで突っ張って苦しい。ねじると左の腰に痛み。首を左斜め後ろへ倒すと「ツーッ」と痛みが走る。さらに片側の腕だけが背中側で届かない状態でした。

沖倉先生

まだ全く触っていませんが、訴えている場所はずっとバックラインです。バックライン全体、特に左がおかしい。手で言うと小指側のラインです。腕が届かないのは上腕三頭筋の緊張で、首のここと全部一致していますね。

患者さん

もう完璧そうです。すごい。

手の小指側から抜く

患者さん

さっきよりちょっと楽になっています。なんか軽い。こっち側だけ、すーっと何かが流れているような。

原因は、馬を締めつけていた脚の筋肉

沖倉先生

これが原因です。馬乗りをしていたでしょう。足でぎゅっと締めつける内側の筋肉と、背中の脊柱起立筋が全体的に超固まっています。他の筋肉は実は柔らかいんです。その中で硬い筋肉がそこだけ強調されてしまっている。

立ってみると「とんでもなく軽い」

患者さん

何ですか、これ。立っている感じがそもそも違います。足の裏がついている。重心が下がった感じで、とんでもなく軽いです。目が開いている感じがして、何かパーツを変えたんですか?

再検査では痛みも突っ張りもなく、後ろにも反れ、首は真横まで向くように。「さっきはここで止まっていましたけどね」と先生。

患者さん

今まで何十万もかけてきたのが何だったんだっていう。この短時間で、びっくりして鳥肌が立っています。こんなことあります?

動画で交わされた詳しい問診

沖倉先生

痛みが起こったきっかけを簡単に教えてください。

患者さん

30年前くらい、競走馬の調教をしていた頃から腰とかお尻の痛みが起こって、左足の外側と足の裏に突っ張り感、首の左側の後ろに痛み、肩甲骨の間に張りがあります。特に左側の張りと痛みで夜眠れないです。

沖倉先生

一番ひどくなったのはいつですか。

患者さん

馬が暴れて、下からの突き上げで腰を負傷した時です。同時に炎症が上がる病気みたいなものが起きて、原因は医者でも分からなくて。炎症がひどいと腰に痙攣が起きて、起き上がった時にガッとなって後ろにバーンと倒れるくらいで。

患者さん

トイレまで4秒5秒で行けるところに40分かかるんですよ。ぎっくり腰の痛みとは違って、背中の筋肉がずっと痙攣を起こしているような痛みです。

沖倉先生

今はどうですか。

患者さん

炎症の痛みはないんですけど、お尻から腰の関節の中にある変な突っ張りがどうしても抜けなくて。治療はしてきたんですけど、未だに抜けないです。

動作検査と施術中のやり取り

沖倉先生

後ろへ反らしてみてください。この時に痛みはどうでしょう。

患者さん

肩甲骨の下あたりから腰骨のあたりまで、左が突っ張って苦しい感じです。ねじると左側の腰にきます。首は左斜め後ろにするとツーッと痛みが出ます。

沖倉先生

まだ全く触っていないですよね。でも訴えている場所はずっとバックラインなんです。バックライン全体、特に左がおかしい。手で言うと小指側のラインです。試しにそこをやってみましょうか。

患者さん

もう1ついいですか。こっち側だけ、これが届かないんです。このラインでずっと固まっていて、年中痛くなります。

沖倉先生

そこも上腕三頭筋でしょう。小指側でしょう。首のここでしょう。全部一致していますね。このグリグリ、分かりますか。これがおかしいんです。触っていてください。もう1回同じ動作をして、痛いところを感じ取っておいてください。

患者さん

痛み、分かります。真ん中の背骨にも若干きます。

沖倉先生

覚えておいてくださいね。ちょっと指からこれを抜いていきます。すごく硬いからね、こいつ。……あ、抜けた。まだ少しやっただけですが、首をやってみて、楽になっているのが分かりますか。

患者さん

はい。腰の方も、さっきとは違います。なんか軽い。こっち側だけ、すーっと何かが流れているような。

沖倉先生

もちろんこれだけで治るわけではないので、ここから本格的にやっていきます。……これ、これ。これが原因です。すごいことになっていますよ。馬乗りをしていたでしょう。足でぎゅっと締めつける筋肉が全体的に超固まっています。外側じゃなくて内側の筋肉と、背中の脊柱起立筋が同時に。

沖倉先生

正直、他の筋肉は全体的に柔らかいんですよ。硬くない中で硬い筋肉がそこだけ強調されてしまっている。押さえてもらったところ、痛いところですか。

患者さん

全部気になっているところです。そういうふうに言われたことはないです。整体とか、体の悪い人が行くところは一通り全部行ったんですけど。馬に乗っている時はメンテナンスが大変で、最高で年間65万使ったことがあります。通常でも年間10万から30万は使っていたと思います。

沖倉先生

じゃあ、100万は下らないですね。200万、300万は。

患者さん

全然行っていると思います。

施術後の再検査

患者さん

おお、何ですかこれ。立っている感じがそもそも違います。足の裏がついている。重心が下がった感じで、とんでもなく軽いです。

沖倉先生

痛くないですか。反ってみてください。さっきはここで止まっていましたけどね。

患者さん

痛くないです。突っ張りもないです。反れるし、真横を向いていますね。今まで何十万もかけてきたのが何だったんだっていう。この短時間で、びっくりして鳥肌が立っています。こんなことあります?

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

慢性腰痛という悩みを抱えた方の症例です。年間65万円かけても抜けなかった左の突っ張りという生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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