側弯が強く、腰から太ももにかけて痛みが広がっていました。寝返りや起き上がり、椅子から立つ動作にも時間がかかり、毎日の家事でも体を支える必要がありました。
今日は、どの動きが一番つらいですか?
座った後に立ち上がる時です。腰が固まって、すぐには体を起こせません。
寝ている時や寝返りはいかがですか?
横を向くにも腰と太ももが痛みます。朝は特に体が固まっています。
まず立ち姿と歩き方を見ます。無理に背筋を伸ばさなくて大丈夫です。
まっすぐにしようとすると余計につらくて、いつもこの姿勢になります。
腰だけが曲がっているのではなく、骨盤と胸郭が別方向へ補正しています。
膝も曲げないと立っていられません。
腰を守るために膝と股関節が頑張り続け、歩くたびに揺れが出ています。
少し歩くだけで、左の腰から脚まで重くなります。
お腹の深い部分と骨盤内側にも、動きを止める硬さがあります。
そこを触られると、腰とは離れているのに脚まで響きます。
体は一続きなので、腰を強く押す前に周囲の引っ張りを緩めます。
強く揉まれないので怖くありません。
一度座って、いつものように立ってみてください。
さっきより体が前へ運べます。立ち上がる時の引っかかりが軽いです。
次は数歩歩き、腰と脚の感覚を比べましょう。
足が前へ出ます。腰だけで歩いていた感じが減りました。
肩の高さと骨盤の向きも、最初より自然にそろっています。
目線が上がって、笑顔になれるくらい気持ちも楽です。
側弯の形そのものを一度で治すという話ではありません。今日変わった動作を目安に経過を見ます。
はい。立つことへの怖さが減っただけでも大きいです。
側弯症の程度や原因は人によって異なります。画像検査や医療機関での経過観察を続けながら、日常動作の変化を丁寧に確認することが大切です。
重度の側弯症・歩行困難という悩みを抱えた方の症例です。腰が大きく曲がり、立つ・歩く動作に不安を抱えていた男性という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。
症状の原因、経過、既往歴、体の状態は一人ひとり異なります。このページは個人の施術経過であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
強い痛み、急なしびれや筋力低下、発熱、外傷後の症状、排尿・排便の異常などがある場合は、まず医療機関へご相談ください。通院中の方は主治医の指示を優先してください。