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柔軟性

ストレッチで柔らかくならない人へ
「癒着はがし」セルフケア

毎日ストレッチしても柔らかくならない——。それは「伸ばす」だけでは取れない“癒着”が原因かもしれません。理学療法士が、柔軟性を上げるコツを動画で解説します。

解説:六層連動操法 開発者・沖倉国悦(理学療法士)

こんなこと、ありませんか?

  • ストレッチしても柔らかくならない
  • 前屈・開脚が苦手
  • 体が硬くて疲れやすい
  • 反り腰・骨盤の歪みが気になる
  • 運動不足を感じる

「伸ばす」だけでは、硬さは取れない

ストレッチで伸ばすだけでは、筋肉にできた癒着(この硬さ)は消えません。だから、いくら伸ばしても柔軟性が戻らないことがあります。

伸ばすだけでは、癒着(この硬さ)は消えません(動画より)
伸ばすだけでは、癒着(この硬さ)は消えません(動画より)

とくに骨盤と腸腰筋(お腹の奥の筋肉)の中の癒着が、柔軟性を奪います。ここをはがすと、ストレッチより柔軟性アップの効果が大きいのです。

骨盤と腸腰筋の中の癒着をはがすのがカギ(動画より)
骨盤と腸腰筋の中の癒着をはがすのがカギ(動画より)

柔軟性を上げる「癒着はがし」

お腹の奥(骨盤・腸腰筋)の癒着を剥がします。前後で開脚や前屈を比べてみましょう。

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骨盤・腸腰筋の癒着を剥がす骨盤・腸腰筋

骨盤の前・お腹の奥(腸腰筋)に手を当て、やさしく押さえながら動かして、こびりついた癒着を剥がします。伸ばすだけのストレッチより、柔軟性が上がりやすくなります。

骨盤・腸腰筋の中の癒着をはがす(動画より)
骨盤・腸腰筋の中の癒着をはがす(動画より)

やるときの注意

無理は禁物。 痛気持ちいい” までにしましょう。

  • 強く押しすぎない・痛みが出たら中止
  • 食後すぐは避ける
  • 妊娠中・腹部に病気がある方は行わない

強い痛み・しびれ・長引く症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

体の硬さがなかなか変わらないときは、全身のつながりから見直すのが近道です。お近くの認定治療院で相談できます。

柔軟性が上がると、何が変わる?

柔軟性は「開脚できたら格好いい」だけの話ではありません。関節の動きに余裕が生まれると、同じ動作でも疲れにくく、ケガや痛みの予防につながります。血流も良くなり、冷えやむくみの改善にも役立ちます。

逆に、癒着で動きが制限されたまま体を使い続けると、別の場所が無理をしてこわばる——という連鎖が起こります。「硬さ」は全身の問題なのです。

効果を高めるコツ

  • 入浴後など体が温まったタイミングで行う
  • ケアの前後で前屈・開脚の角度を写真に撮って比べると、変化が目に見える
  • 癒着を剥がしたあとにストレッチをすると、伸び方が変わります
  • 息を止めず、吐きながらゆっくり

よくある間違い

「がんばるストレッチ」は逆効果になりがちです。

  • 反動をつけてグイグイ伸ばす
  • 痛みを我慢して長時間伸ばし続ける
  • 人と比べて無理な開脚に挑戦する

硬くならない習慣

体は「動かさない時間」が長いほど硬くなります。デスクワークの方は30分〜1時間に一度立ち上がる、こまめに歩く、水分をとる——それだけでも組織の滑りは保たれます。

股関節まわりが特に硬い方は股関節のセルフケア、腰の重さがある方は腰痛のセルフケアもあわせてどうぞ。

1日の取り入れ方(例)

「ゆるめる→伸ばす」の順番を、毎日の習慣に。

  • 朝:起きたら軽く前屈してその日の硬さをチェック
  • 日中:座り続けたあとに立ち上がり、股関節の前を伸ばす
  • 夜:入浴後に癒着はがし(骨盤・腸腰筋)1〜2分→そのあと軽いストレッチ
  • 週に1回:前屈・開脚を写真に撮って比べる

こんなときは受診を

「硬さ」ではなく病気の症状であることもあります。

次のような場合は、セルフケアより先に医療機関へ。

  • しびれ・鋭い痛みを伴う
  • 関節が腫れる・熱を持つ、朝のこわばりが1時間以上続く
  • 急に体が硬くなった、片側だけ極端に動かない
  • ケアで痛みが増す、悪化していく

よくある質問

ストレッチはやめた方がいいですか?
ストレッチも大切ですが、伸ばすだけでは取れない癒着があります。癒着を剥がしてから伸ばすと、効果が出やすくなります。
どこをゆるめればいいですか?
骨盤の前やお腹の奥(腸腰筋)がポイントです。やさしく押さえて動かしてください。
毎日やっていいですか?
痛くない範囲で。強く押しすぎないのがコツです。
何週間くらいで柔らかくなりますか?
個人差がありますが、ケア直後にも変化は出ます。定着させるには2〜4週間、毎日続けてみてください。
子どもの頃から硬いのですが、変わりますか?
生まれつきの関節の形には個人差がありますが、癒着によるかたさは年齢に関わらずゆるめられます。あきらめずに試してみてください。
ヨガやピラティスと併用できますか?
もちろんです。癒着を剥がしてから行うと、ポーズの伸びや安定感が変わることを実感しやすいはずです。

もっと知りたい・相談したい方へ

その場のケアは動画で、根本の改善は治療院で。

※本記事は健康情報の提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。効果には個人差があります。しびれ・強い痛み・長引く症状がある場合は、医療機関にご相談ください。