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腱鞘炎

腱鞘炎の痛みをゆるめる
セルフケア

親指の付け根や手首がズキッと痛む腱鞘炎。じつは“手だけ”では治りにくく、腕から背中のつながりがカギです。理学療法士がセルフケアを動画で解説します。

解説:六層連動操法 開発者・沖倉国悦(理学療法士)

▲ 腱鞘炎の原因(手〜背中のつながり)と、2つのセルフケアを実演しています

こんなこと、ありませんか?

  • 親指の付け根・手首を動かすとズキッと痛む
  • 物をつまむ・タオルを絞ると痛い
  • スマホ・パソコン・抱っこで手を使いすぎ
  • サポーターや湿布で様子を見ている
  • なかなか治らない・くり返す

腱鞘炎は“手だけ”では治りにくい

腱鞘炎は、親指側の腱が炎症を起こし、動かすとスムーズに動かず激痛が走る状態。でも、その腱の“膜のライン”は、じつは背中(肩甲骨と背骨の間)までつながっています

手の腱鞘の“膜のライン”は、背中(肩甲骨と背骨の間)までつながっています(動画より)
手の腱鞘の“膜のライン”は、背中(肩甲骨と背骨の間)までつながっています(動画より)

腱鞘炎の方は、この背中側(肩甲骨と背骨の間)がガチガチに張っていて、猫背になっていることが多いもの。だから、手首だけでなく、腕〜背中のつながりをゆるめることが大切です。

腱鞘炎をゆるめるセルフケア

患部そのものと、つながる腕のラインにアプローチします。痛くない範囲で、やさしく行ってください。

1

患部を“ずらして”癒着をはがす5回×数セット

親指を反らせると手首の外側に浮き出る2本の腱をたどり、かたい・痛い所を見つけます。反対の手で、その部分の皮ふを小指側へ軽く巻いてひねり、痛くない範囲で親指を小指方向へゆっくり曲げる——これを5回ほど。皮ふをずらすことで、腱と皮ふの間の癒着に“はがす力”が加わります。

患部の皮ふを小指側へひねりながら、親指を曲げる(癒着をはがす)(動画より)
患部の皮ふを小指側へひねりながら、親指を曲げる(癒着をはがす)(動画より)
2

腕〜背中のラインを伸ばすライン伸ばし

腕を上げていくと、親指から背中(肩甲骨の内側)までの膜のラインが伸びます。つながっている背中側までゆるめると、根本から軽くなりやすくなります。

腕を上げて、親指から背中まで続く膜のラインを伸ばす(動画より)
腕を上げて、親指から背中まで続く膜のラインを伸ばす(動画より)

やるときの注意

無理は禁物。 痛気持ちいい” までにしましょう。

  • 強く引っ張りすぎない・痛みが強いときは中止する
  • 腫れ・熱感が強い急性期は無理をしない
  • 長引く・悪化するときは整形外科へ

強い痛み・しびれ・長引く症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

腱鞘炎がなかなか治らない・くり返す方は、腕から背中・全身のつながりから見直すのが近道です。お近くの認定治療院で相談できます。

よくある質問

サポーターや湿布だけでは治りませんか?
安静や保護は大切ですが、原因が腕〜背中のつながりにある場合、それだけでは戻りやすいことがあります。つながりをゆるめるケアを併せてみてください。
手首だけほぐせばいいですか?
腱鞘の“膜のライン”は背中までつながっています。手首だけでなく、腕〜背中(肩甲骨の内側)までゆるめると根本的です。
やるときのコツは?
強く押す・引っ張るのは逆効果です。皮ふを“ずらす”イメージで、痛くない範囲でやさしく行ってください。

もっと知りたい・相談したい方へ

その場のケアは動画で、根本の改善は治療院で。

※本記事は健康情報の提供を目的としたもので、診断・治療を行うものではありません。効果には個人差があります。しびれ・強い痛み・長引く症状がある場合は、医療機関にご相談ください。