3年前には反対側の股関節痛で施術を受け、その後は再発なく過ごしていました。今回はもう一方の脚が思うように動かず、つまずいて転倒。手首を骨折し、全身のバランスも崩れていました。
今回は、どの動きが一番不安ですか?
右足が前へ出ません。歩くとぐらぐらして、また転びそうで怖いです。
転倒した時に手首を骨折したのですね。
はい。固定中に腕をかばい、さらに体が傾くようになりました。
片側には人工股関節が入っていますね。
もう片方も病院で人工関節になるかもしれないと言われています。
まず脚を上げる力と、左右への体重移動を確認します。
右脚は力が入らず、持ち上げても保てません。
股関節の外側で支える力が弱く、右へ乗った時に骨盤が逃げています。
だから足がぐらついていたんですね。
手首をかばう姿勢も胸郭から骨盤へ影響しています。
腕の骨折が歩き方まで変えるとは思いませんでした。
過去の腰椎すべり症の影響も考え、強い刺激は避けます。
安全に見てもらえる方が安心です。
脚だけでなく、胸郭と骨盤の連動を戻してから力を再検査します。
右脚へ力が入り、押し返せるようになりました。
右膝を上げ、その位置で保ってください。
上がります。さっきのようにすぐ落ちません。
次は右脚へゆっくり体重を移します。
踏ん張れます。ぐらぐらする怖さが減りました。
数歩歩いて、足が前へ出るか見ましょう。
歩きやすいです。体も軽く、足運びが滑らかです。
転倒歴があるので、環境整備や必要な補助具も大切です。
はい。良く感じても急に無理はしません。
股関節の画像評価や主治医の経過観察も継続してください。
分かりました。安心して歩ける感覚を大切にします。
人工関節の有無や骨折後の回復段階により、行える施術や運動は異なります。転倒後の痛みや歩行不安は、整形外科などでの評価を受けてください。
股関節の不安定感・転倒という悩みを抱えた方の症例です。足が思うように前へ出ず、転倒して手首を骨折した女性という生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。
症状の原因、経過、既往歴、体の状態は一人ひとり異なります。このページは個人の施術経過であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。
強い痛み、急なしびれや筋力低下、発熱、外傷後の症状、排尿・排便の異常などがある場合は、まず医療機関へご相談ください。通院中の方は主治医の指示を優先してください。