CASE 43 坐骨神経痛・膝痛
膝を揉んでもダメなわけは股関節にあった

立ち仕事後に座れない坐骨神経痛と膝痛——原因は股関節の癒着

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立ち仕事から帰ると座れず、座ると立てない——坐骨神経痛と膝痛、外反母趾を抱えた男性が登場

沖倉先生

今日いちばん困っているのは、どのあたりですか?

患者さん

右はお尻のあたりから坐骨神経痛で、立ち仕事なので帰ってくるともう座れないし、なんとか座っても今度は立つ時に立てないんです。

以前に坐骨神経痛の施術を受けたお父さんと一緒の来院です。お父さんは半年経っても戻りがなく、「体も軽くなったけど、心がすごく軽くなった」と話してくれました。今回はご本人の番。肩から背中は何年も痛み、ひどい時は寝ていても痛む。背中の1か所がいつもズキンとする。右はお尻から膝の外側・裏側まで痛み、外反母趾もひどく、そこから痛くなってくるといいます。

動作検査——座る・立つ・しゃがむ、どれも痛い

ゆっくりなら座れるものの「すっごい痛い」。しばらくすると麻痺してくるが、今度は立てない。立つと脚が伸びるのがつらく、しゃがむとお尻から脚まで全部痛むので、仕事では脚を伸ばした姿勢で作業しているそうです。ベッドで脚を外へ開くと、腸脛靭帯がパツパツに張って固まっているのが見て分かるほどでした。

膝が痛いのに「膝は原因ではない」

沖倉先生

痛いのは膝の外側から裏側ですが、原因は股関節です。膝は原因ではありません。時間が12分なので、ちょっとやってみます。

患者さん

え、股関節ですか。……すげえ軽いです。本当に何秒かでバーッと軽くなった。気のせいかなと思った。

固まりすぎた股関節と、肋骨の裏側に張り付いていた部分を取っただけで、膝の曲げ伸ばしが軽くなりました。「膝は股関節から来ています。いくら膝を揉んでもダメなわけです」。股関節には硬い筋のような癒着物質があり、これを取らない限り痛みは解放できないと先生。激しい運動や重労働で炎症を起こしたことがあったはずと尋ねると、本人は「去年、スクワットで失敗して熱まで出た」と思い当たります。炎症の後に癒着が起き、そこから波及して膝が痛くなった、という流れでした。

股関節の癒着が抜けると

沖倉先生

さっき浮き出ていたのが抜けました。ピーンと張っていましたよね。

患者さん

本当だ。おお、すごい軽い。こんなに上がったことないです。全然痛くない。カチカチだったのがプルンプルン。

いつも指でつまんでいた太ももの硬い部分も消え、「それも股関節なんですか」「全部股関節です」。続いて足元へ。靴ずれの炎症で母趾外転筋のところに癒着して豆のように張り付き、親指が外へ動けず制限がかかる——これが外反母趾の形だと説明し、股関節とは別のもう一つのルートの癒着を取ってつなげました。

施術後——踏ん張れる、怖くない

患者さん

親指が全然違います。踏ん張れなかったんですよ。後ろに体重を全部かけても何も痛くない。もう何にも怖くない。

沖倉先生

良かったです。怖くないのが分かりますね。

「脚の痛さがなくなったのは本当に久しぶりで、月曜日からの仕事がちょっと楽しみな感じです」。横で見ていたお父さんも「何年いろんなところに行ってもダメだったのが、ここであれだけ良くなったら、また来たくなるよね」と笑っていました。

動画で交わされた詳しい問診

沖倉先生

以前お父さんを施術しましたね。あれからどうでしょうか。

患者さん

おかげさまで戻りもなく。坐骨神経痛で長い間痛くてしびれていたのが1年くらいで座ることもできなくなって、知り合いのところへ行ってもその場だけで。ここで施術してもらったら物の数分でどんどん変わって、帰りの車で「心がすごく軽くなった」と言っていました。

沖倉先生

嬉しいですね。半年経って、さらに良くなっていますよね。では、本題のご本人の方へ。

患者さん

肩の方が痛いですね。このあたりは何年も痛くて、動くのが怖いというか。ひどい時は寝ていても痛いんです。背中のここが1か所だけ、いつもズキンとします。

沖倉先生

右の脚はどうですか。

患者さん

お尻のあたりから坐骨神経痛で、立ち仕事なので帰ると座れないし、座っても立てない。外反母趾がひどくて、ここから痛くなるんです。なにか関係しているのかなと。

沖倉先生

間違いないです。ここでこっちが痛くなる。では、動きを見せてください。

動作検査と施術中のやり取り

沖倉先生

座ってみてください。どんな感じでしょう。

患者さん

このままゆっくり行けばなんとか座れます。でもすっごい痛い。しばらくすると麻痺してくるから、今度は立とうと思うと立てないんです。

沖倉先生

では立ってみてもらっていいですか。

患者さん

脚が伸びるのがやばいですね。しゃがめなくはないけど、お尻からここまで全部痛い。仕事でしゃがめないので、いつも脚を伸ばして作業しています。今日はまだ平気な方です。

沖倉先生

脚を外に開きます。この時点でも痛いですね。腸脛靭帯がパツパツで、見て分かるほど固まっています。膝はどこが痛いですか。

患者さん

外側と、その裏側のあたりです。

沖倉先生

痛いのは膝ですが、原因は股関節です。もう原因は分かっているので、12分でやってみます。股関節が固まりすぎています。肋骨の裏側にも張り付いていました。曲げ伸ばししてみてください。

患者さん

すげえ軽いです。何秒かでバーッと軽くなった。気のせいかなと思いました。

沖倉先生

膝は股関節から来ていますね。いくら膝を揉んでもダメなわけです。ここに癒着物質があって硬い筋みたいになっている。これを取らない限り痛みは解放できません。重労働で股関節周辺に炎症したことが1回あったはずです。

患者さん

ありました。去年、スクワットで失敗して、熱まで出て大変なことになった時が。

沖倉先生

炎症の後に癒着して、そこから波及して膝が痛くなった。よくあるんです。……さっき浮き出ていたのが抜けました。分かりますか。

患者さん

本当だ。ピーンとなっていましたよね。おお、すごい軽い。こんなに上がったことないです。全然痛くない。

沖倉先生

次に足を見ます。靴ずれの炎症で母趾外転筋に癒着して、豆みたいに張り付くから親指が動かない。外へ行こうとすると詰まって制限がかかる、これが外反母趾です。もう一つのルートの癒着を取りますよ。……今つなげました。

患者さん

なんか動いてきた。あ、本当だ。楽になった。いつもズキズキしていたのが、もうないですね。

施術後の再検査

沖倉先生

だいぶ制限がなくなりました。座ってみてください。

患者さん

あ、全然平気ですね。痛くない。親指が全然違います。踏ん張れなかったんですよ、グッと曲がらなくて。

沖倉先生

後ろに体重をかけても、もう怖くないでしょう。

患者さん

全然何も痛くないです。首から全部痛かったのが、全然痛くない。脚の痛さがなくなったのは本当に久しぶりで、月曜日からの仕事が楽しみな感じです。

沖倉先生

良かったです。その話を聞けて、僕も嬉しいです。

FAQ

この症例についてよくある質問

この症例では、どのような悩みが紹介されていますか?

坐骨神経痛・膝痛という悩みを抱えた方の症例です。膝を揉んでもダメなわけは股関節にあったという生活上の困りごとから、問診と動作検査、施術前後の変化までを紹介しています。

なぜ痛む場所ではなく、離れた部位を施術するのですか?

六層連動操法は、痛みの原因を痛む場所だけに求めません。皮膚から骨まで六つの層の癒着や、筋膜のつながりをたどり、離れた部位(お腹・胸郭・首・過去の手術痕など)から動きを取り戻します。この症例でも、痛む場所とは別の部位に着目して施術しています。

この施術は、どこで受けられますか?

六層連動操法は、セミナーを修了した認定施術者が全国・海外の治療院で行っています。お近くの認定治療院は「全国の治療院」ページからお探しください。

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