BACK PAIN & INTERNAL ORGANS
背中の痛みと内臓の関係
右側・左側・肩甲骨の下が痛むときに見るところ
背中の右側だけが痛い、左の肩甲骨の下がズキズキする、検査では内臓に異常がないのに背中が張る。六層連動操法では、こうした背中の痛みの多くを、内臓そのものの病気ではなく、内臓を包む膜にできた癒着が背中の膜を引っぱっている状態と考えます。病院の検査で異常がないのに痛みが続く理由は、ここにあります。
編集:六層連動操法 事務局
作成:
- 右の背中・肩甲骨の下は肝臓、左は胃や膵臓、腰の上は腎臓を包む膜とつながっている
- 内臓の病気がなくても、内臓を包む膜の癒着は背中の痛みを作る
- 六層連動操法は背中を揉まず、内臓まわりの癒着を剥がす
背中の場所と、つながっている内臓
内臓はそれぞれ薄い膜に包まれ、その膜は背中側の膜とつながっています。だから内臓を包む膜が硬くなると、背中の決まった場所に張りや痛みが出ます。
- 右側の背中・右の肩甲骨の下:肝臓を包む膜。食後の重さ、右肩の上がりにくさを伴うことがある
- 左側の背中・左の肩甲骨の下:胃や膵臓を包む膜。みぞおちのつかえを伴うことがある
- 腰の上あたり(背中の下部):腎臓を包む膜。疲れると重くなる、座っていると痛い
- 背中の真ん中・肩甲骨の間:横隔膜と食道のまわり。深く息を吸うと張る
検査で内臓に病気が見つからないのは、「内臓は健康」という意味です。内臓を包む膜の硬さは、検査には写りません。
なぜ内臓のまわりに癒着ができるのか
癒着のきっかけは炎症です。胃腸炎、肝炎、腎盂炎、お腹の手術、そして毎日の食事が起こす小さな炎症。炎症が治っていく過程で膜どうしが貼りつき、そのまま残ります。癒着した場所はまわりの膜をずっと引っぱり続けるので、離れた背中に痛みが出ます。A型肝炎のあと20年以上、首・肩・背中の痛みが続いていた方の原因は、肝臓まわりの癒着でした。
六層連動操法が確認すること
六層連動操法は、皮膚のすぐ下から骨膜まで、幾重にも入り組んだ筋膜のつながりを深さごとに「六つの層」としてとらえ、層のあいだに生じた癒着を剥がしていく手技療法です。背中の痛みでも、施術の中心はお腹側になります。
- 動きを確認体をひねる・反る・深く息を吸う動作で、張る場所を整理する
- 原因をたどる肝臓・胃・腎臓など、背中の痛みとつながる内臓まわりの癒着を探す
- 癒着を剥がして再確認剥がしたあと、同じ動作で背中の張りと呼吸の深さを比べる
取れた癒着は、基本的に元には戻りません。長年の癒着は1回では取り切れない部分が残るため、次回に残りを再チェックして続きを進めます。
食事が背中の痛みを作る
食べたものは、まず胃腸と肝臓に届きます。高温で調理した油(揚げもの・炒めもの・スナック菓子)、甘いもの、加工食品(ハム・ソーセージ・インスタント食品・コンビニ弁当)、アルコールの頻度やタバコの本数は、胃腸と肝臓のまわりで炎症をくり返し、内臓を包む膜を硬くします。背中の痛みが食事と関係しているとは思われにくいのですが、六層連動操法ではここを最初に確認します。取れた癒着は戻りませんが、炎症が続くと新しい癒着ができます。
施術の様子(動画)
実際の施術で、痛む場所ではなく原因の場所をたどり、癒着を剥がしたあとに動きがどう変わるかを公開しています。
【20年続く激痛】整体もカイロもお手上げ。原因は“肝臓の癒着”…!?(YouTube・24,791回再生)
同じ症状の施術症例
問診から動作の確認、原因の見立て、施術後の変化まで、記録として公開しています。
よくある質問
背中の痛みで病院に行ったほうがいいですか?
内臓の病気を調べるのは病院の役割です。検査で異常がなく、それでも痛みが続く場合に、内臓を包む膜の癒着を疑います。
内臓の癒着は、自分ではがせますか?
お腹の浅い癒着は、腹膜はがしのセルフケアで剥がれるものがあります。肝臓や腎臓の奥の癒着は、認定治療院で確認してもらうのが近道です。
背中を揉んでもらうのは意味がないですか?
その場では楽になります。ただ、引っぱっている元が内臓まわりにあると、揉んだ分は戻ります。
呼吸が浅いのも関係ありますか?
横隔膜や肝臓まわりの癒着があると、息が深く吸えなくなります。背中の張りと呼吸の浅さが一緒にある方は、同じ原因であることが多いです。
あわせて読みたい
六層連動操法を受けられる治療院
六層連動操法は、沖倉国悦のセミナーを修了した認定施術者が全国で行っています。地域別に探せます。体験会・セミナー・施術モニター募集などの最新情報は公式LINEでご案内しています。
現在、沖倉国悦本人による新規の施術予約は受け付けておりません。
この記事について
六層連動操法事務局が、沖倉国悦の臨床経験と公開している施術動画・症例記録をもとに作成しています(作成日:2026年10月03日)。「癒着」は六層連動操法の臨床上の見方を含む言葉です。記事の訂正・ご質問はお問い合わせページへお寄せください。
